ホームページビルダーV12でパスワード付きページを作る方法
ホームページビルダーV12を使って、パスワード付きページを簡単に作ることができる。 パスワード付きページは、パスワードを入力しなければ閲覧できない仕組みである。 たとえば、会員制のホームページにして、パスワードを知らない人は閲覧できないようにするとか、 または、パスワードを有料で販売することにより利益を上げる、などで使える。
パスワード付きページの作り方: 作る前提として、つぎの3つのhtmlファイルを事前に作成しておく。 ・index.html このページに「パスワード付きページ」へのリンクを設定する。 ・ok.html 入力したパスワードが正しいときに表示されるページ ・ng.html 入力したパスワードが間違っているときに表示されるページ
index.html
ok.html
ng.html
なお、名前は何でも良いが、今回は分かりやすいように ok.html および ng.html とした。 index.htmlに「パスワード付きリンク」を貼ったとして、 そのリンクをクリックすると、パスワード入力を求めるウインドウが表示される。
入力したパスワードが正しければ ok.html が表示されるし、間違っていれば ng.html が表示される、 というわけである。よって、 ok.html 本文には「このページは会員しか閲覧できない限定ページです」と書いておき、 ng.html には「パスワードが間違っています。正しいパスワードを入力してください」と書いておくとよいだろう。
また、見やすいように背景色をつぎのように設定している。 ・index.html 白 ・ok.html 青 ・ng.html 赤
なお、ここでは説明を分かりやすくするために、 ・index.html ・ok.html ・ng.html の3つのファイルが、すべて同じフォルダに置かれているものとして話を進める。
では、作り方について。 まず index.html をホームページビルダーで開き(編集できるようにし)、 パスワード付きリンクを設定したい箇所にカーソルを合わせてから、 右クリックで パスワード付リンクの挿入(K) を選びます。
たとえば、下図の赤丸で囲んだ部分にリンクを挿入する場合、赤丸の部分にカーソルを合わせてから 右クリックで「パスワード付リンクの挿入」を選ぶ。
すると、つぎのようなウインドウが表示されます。
ここで ・パスワードが正しいときに表示されるリンク先 ・パスワード ・パスワードを間違ったときに表示されるリンク先 に、それぞれ入力します。今回の例では パスワードが正しいときに表示されるリンク先 は ok.html です。 パスワードを間違ったときに表示されるリンク先 は ng.html です。 パスワードは、好きなものを入力してください。ここでは abc0123 としています。 (実際にはもっと推測されにくにパスワードを設定するべきでしょう)
設定が完了したらOKボタンを押します。 すると、つぎのように index.html にリンクが表示されます。
このリンク名は自由に変更可能です。(ホームページビルダーの編集画面で直接書き換えてください。) HTMLタグで言うと <A href="ng.html" onclick="return _HpbPwdWnd(this,')#C{ZQNzyxCvut');">ng.html へのリンク</A><BR> の ng.html へのリンク の部分を他の名前に書き換えればよいだけです。
では、ページを上書き保存してみましょう。 index.html を編集したので、index.htmlをそのまま上書きすることになりますが、 保存時に一緒に CheckPassword80.js というファイルも保存するように促されますので、 そのままOKを押してください。CheckPassword80.js が index.html と同一のフォルダに 保存されることを確認してください。
さて、これで保存が完了しました。 index.html を開き、 リンクをクリックすると、つぎのようなパスワード入力画面が表示されます。
ここで、正しいパスワード(今回の場合 abc0123 )を入力してOKを押すと、
ok.html
が表示されます。
まちがったパスワードを入力すると
ng.html
が表示されます。
つまり、ok.html は、正しいパスワードを知っている人しか閲覧できなくなります。
なお、パスワードの文字列は、HTMLソースコードを見ても分からないように 暗号化されていますので、たとえHTMLファイルの内容を見られたとしても、 パスワードがばれてしまう心配はありません。
補足:CheckPassword80.js について CheckPassword80.js は、パスワード入出力をするためのファイルで、 ホームページビルダーが自動的に生成するものです。 パスワード入力画面を表示させる、および入力されたパスワードが正しいかどうかを チェックするための処理に欠かせないファイルですので、 サーバーにアップロードするときには、htmlファイルと一緒に CheckPassword80.js も必ずアップロードしましょう。 ちなみに、拡張子の js はJavaScript(ジャバ・スクリプト)のことです。 JavaScriptを使えば、パスワード入力ページ以外にも、さまざまな機能を ウェブブラウザ上で実現することができます。
ここで起業ネタ:パスワード付きページを使ったビジネスモデル たとえば、オリジナルのノウハウや小説を書いている人ならば、 第一章(第一話)は無料で公開し、第二章(第二話)以降は有料で販売する、 という方法がある。第二章(第二話)以降はパスワード付きページに掲載しておき、 パスワードを知らなければ閲覧できないようにしておくのである。 支払いは銀行振り込みなどにして、入金確認後にパスワードをメールで通知する方法にすればよい。
では、音楽や映像などのバイナリファイルの場合はどうするか? これらはテキスト文章のように「掲載」することはできない。よって、 ダウンロードできるようにリンクを貼っておき、その「リンクが貼ってあるページ」 自体にパスワードをかける、という方法がよいだろう。 「音楽データや映像データがダウンロードできるページはこちら」というリンクをつくり、 そのリンクをクリックすると「パスワード入力画面」が表示されるようにしておく。 正しいパスワードを入力すると、ダウンロード用ページが表示されて、 音楽や映像などのデータがダウンロードできる、という仕組みである。
なお、有料で販売できるほどの有益な情報を持っていない、という場合は 顧客メールアドレス獲得の手段として、パスワード付きページを活用する方法がお勧めである。 まず、「お金を払うほどでもないが、ちょっと気になる(読んでみたい)」と思わせる程度の 情報をパスワード付きページに掲載する。 そして「こちらのフォームにメールアドレスを登録していただければ、パスワードを無料でお送りします」 というフォームを別途作っておくのである。そうすればパスワードと引き換えにメールアドレスが集まるので、 あとは、そのメールアドレスにメルマガを送るなどして、商品の宣伝や販売をしていくのである。 メールアドレスの数が増えれば、広告収入やアフィリエイトも可能となる。
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