10. ビジネス書が「迷い」を「確信」に変える! |
人生に迷ったら、ビジネス書を読もう! 私は、東京駅八重洲口の 八重洲ブックセンターの隣のビルに 2年ほど勤務していた時期がある。 そのため、昼休みや会社帰りには、 毎日、八重洲ブックセンターに通っていた。 八重洲ブックセンターの2Fフロアは ビジネス書の宝庫だ。 エスカレータを上ると、正面には新刊がズラリと並び、 すべてを読み尽くしてしまいたくなるような、 魅力的なタイトルの書籍が数多く並べられている。 2Fフロアで私が特に好きなエリアは、 中央レジ付近の「マーケティング」のコーナーだ。 そこには、数々の著名マーケッターたちの 貴重なノウハウが、わずか2,000円でおつりが来る程度の 格安の値段で売られている。 私はいつも、2Fフロアを軽く一周し、 ビジネス書の新刊をチェックしたあと、 そのまま3Fフロアに上がる。 3Fフロアは、コンピュータ&インターネットのフロアだ。 私の本業であるSE業務やソフトウェア開発、プログラム言語の 書籍、技術資格取得の教本など、仕事に直結する情報があふれている。 仕事中に、何か分からないことがあると、 ちょっと会社を抜け出して、図書館代わりによく利用させてもらった。 さて、そろそろ本題に入ろうと思うが、 ビジネス書は、私にさまざまなメリットを与えてくれた。 その1つが、 「不安」を「確信」に変えるための情報 である。 例えば、あなたが何か新しいビジネスモデルを思い付いたとする。 そして、それを現実のものにするために、 あらゆる知識を習得し、その準備をしようと頑張る。 しかしその過程で、必ず「迷い」が発生するのだ。 その「迷い」は、あなたがビジネス創始者である限り、 絶対に避けて通れないのだ。 ・ 本当にこのやり方でいいのだろうか? ・ こんなことに貴重な時間や資金を使ってもいいのか? ・ もし間違った方向に進もうとしていたらどうしよう・・・ 仮に、あなたが初めての土地をドライブして、道に迷ったとする。 あなたが運転者なら、内心はかなりドキドキ状態だろう。 「時間までに帰れなくなるかもしれない・・・」 「同乗者も一緒に巻き込んで路頭に迷わすことになる・・・」 でも、あなたの車の同乗者は気楽なもんだ。 「道に迷っても運転者の責任。だから運転者が何とかしてくれる」 運転者とはビジネスの創始者、オーナー、経営者のこと。 同乗者とは従業員やパートのことである。 あなたがもし「迷いの無い人生」を歩みたいなら、 従業員としての人生を選択するべきだろう。 道を進むことは簡単だ。しかし、 「その道が本当に正しいと確信して進むこと」 はとても難しい。 その道の先に何があるのか? を知らなければ、確信など持てるはずがない。 そして、もっと恐ろしいのは、 せっかく進んでいる正しい道を引き返し、 間違った道を選んでしまうこと だ。 あなたも、 「あの時の俺の選択は正しかった・・・」 「あのまま続けていればよかった・・・」 という後悔をした経験はあるだろう。 この間違いを繰り返さないためには、 「その道の先に何があるのかを知っている人の話しを聞く」 ことが大切なのだ。 たとえ道に迷ったとしても、その土地に詳しい人間に 「この先の道を抜ければ、大通りに出られますよ!」 と一言教えてもらうだけで、あなたの不安は一気に解消されるはずだ。 つまり、あなたが今、一生懸命に取り組んでいることに対して 「俺のやり方は正しいのだろうか・・・」 という不安が押し寄せた時に、 「過去にあなたと同じことをやって成功した人たちの話し」 を聞けば、そのやり方が間違っていないことを確信できるだろう。 不安な気持ちで歩く一歩と、 確信した気持ちで歩く一歩とでは、 そのスピードも力強さも雲泥の差だ。 だから、あらゆる成功者の話しを聞かなければならない。 あらゆる著名人のビジネス書を読まなければならない。 せっかく正しい道を進んでいるのに、 それをわざわざ引き返してしまうことが、 どんなにもったいないことか! それまでに費やした時間的エネルギーと費用が、 すべて無駄になってしまう可能性もある。 「本はあなたの名アドバイザー」 という言葉がある。 あなたは、何か悩み事や相談事があると、 両親や友達に意見を聞いたりするだろう。 しかし、あなたが抱えている問題を扱う専門家に話を聞いたほうが、 もっと的確で有益なアドバイスが得られるとは思わないか? 「桶は桶屋」である。 しかし、そのような専門家に直接話を聞くチャンスはあまり無いし、 実際にコンサルティングを受けると、費用もそれなりにかかる。 だから、ビジネス書を読むことで、その著者(つまり専門家)の 根本的な思想や考え方を学ぶのだ。 そして、一人の著者の意見だけに洗脳されるのではなく、 ある1つのテーマについても、できるだけ多くの著者の書籍を 読むべきだろう。 つまり、ビジネス書は「浅く広く」読むべきなのである。 そして、それぞれの著者の対立する意見を比較し、 自分なりにベストな選択肢を導き出すのだ。 事実、ある1つのテーマ、例えば「営業」についても、 ・ お客様の気持ちと満足度を第一に考えることが大切だ! という意見と、 ・ お客様は神様じゃない!断る営業が大切だ! という意見に分かれるような傾向がある。 その両著書が同じ売り場に売られているのだ。 「一体どっちが正しいんだ!?」 って言いたくなるだろう。私も当初は困惑した。 しかし慣れてくると、結論としては「どちらも正しい」と思えるようになる。 それはつまり、 「三度目の正直」 VS 「二度あることは三度ある」 のようなもので、結局ケースバイケースなのだ。 そして大切なのは、どっちが正しいのかを証明することではない。 右から行こうが、左から行こうが、結果として目的地に到着できるのなら、 どちらの道を選んでも、それは正しい選択になる。 だから、いろんな意見の存在を知ろう。 いろんな考え方があることを知ろう。 そうすれば、あなたの「迷い」は「確信」に変わるだろう。 成功のポイント : 「迷い」はパワーを半減させ、「確信」はスピードを倍増させる |
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