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 【幸せなサラリーマン04/05/14】半年働いたら、一ヶ月遊んでも、会社が潰れない理由


2004/05/14(第25号)
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■  半年働いたら、一ヶ月遊んでも、会社が潰れない理由
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。サラリーマンの最
大のメリットと言えば「安定」ですが、この「安定」を維持するた
めには、どれくらいのお金が必要なのでしょうか?

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●会社の業績に関係なく、毎月一定額の給料を支払い続けるという
義務。突然、仕事が無くなったからと言って、いきなり給料をスト
ップさせることはできない。

●では、正社員ではなく、派遣社員の場合はどうでしょうか? 私の
会社でも、システム開発要員として、多くの派遣エンジニアを使っ
ています。技術力は、正社員と比べて、さほど変わりません。

●逆に、正社員よりも高い技術を持っている派遣社員はたくさんい
ます。そして、派遣エンジニアの人月(にんげつ)の相場は、60〜
80万円です。正社員の100万円に比べれば、2割以上安いですね。

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●これは何を意味するか? つまり、正社員の特権である「安定」
を維持するためには、月商の2割程度を最低限、貯蓄しておかなけ
ればならい、ということなのです。

●月商100万円の正社員が、毎月20万円ずつ貯蓄したら、半年で120
万円溜まりますから、一ヶ月分の月商が確保できることになります。
つまり、半年後に仕事が突然無くなっても、一ヶ月は持ちこたえら
れる。

●派遣社員の場合、3ヶ月とか半年とか、短い期間で契約し、その
プロジェクトが終わったら、あっさり「さようなら。」となります。
保障も、退職金も、ボーナスも必要無い。だから安いのです。

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●しかし、派遣社員自身も、その派遣会社の社員という意味では
「正社員」になります。ではなぜ、派遣社員の人月は、80万円以下
でも採算が取れるのか?

●それは、オフィスやパソコンなどの固定費が削減できるからです。
派遣社員は、普段の仕事は、派遣先のオフィスで実施しますから、
事務所の家賃は不要ですし、仕事に必要な道具・設備への投資も一
切必要ありません。

●あなたの月商が100万円なのに、あなたの月給が30万円しかもら
えない理由。それは、「安定の維持費」と「固定費」に、多くの
お金がかかっているから。「安定」は「お金で買うもの」なのです。

(次号につづく・・・)


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■ シリーズ企画: 社外へのアクセス制限に対抗する方法【2】
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●前号で、「あなたの会社の実情を教えて下さい」とお願いしたと
ころ、たくさんのメールをいただきました。どうもありがとうござ
いました。今日は、その一部をご紹介したいと思います。

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我が社では自由です。
私は常々利用していますが、何らの制限もありません。
サイトへのアクセスも、メールマガジンの受信も自由です。
あるのはモラルの問題ですね(自分自身の!)。
(45歳 男 事務職 Kさん)
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●(大和コメント)これは羨ましいですね。理想的な状態だと思い
ます。社員一人ひとりのモラルがしっかりしているということなの
でしょう。

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私の会社では、社外アクセス制限は以下のようになっています。
ネット(HTTP):業務に関係ないサイトへのアクセスは禁止
ネット(FTP) :申請が必要
メール      :特に無し(モラルによる制限のみ)
(28歳 男 システムエンジニア Sさん)
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●(大和コメント)このケースも多いですね。問題は「業務に関係
ないサイトかどうか?」を、誰が、どのような基準で判断するか?
でしょうね。

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うちのオフィスは、アクセス規制まではしていませんが、
(導入はオフィス中が猛反対するので無理ですね)
アクセス履歴はすべてチェック出来るシステムが入っています。
(32歳 女 NY在住のOL Kさん)

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●(大和コメント)さすがNY在住?なのか「オフィス中が猛反対
できる雰囲気」が、とても羨ましいかぎりです。日本とはまた違っ
た風習や考え方があるのでしょうか。

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●社外へのサイトアクセスに関して、なんらかの規制をかける場合、
誰が、どのような基準で、「業務に必要か否か?」を判断するのか、
がポイントになってくると思います。

●例えば、一般的に、ギャンブル・アダルト系の場合、禁止すべき
でしょうが、パチンコメーカーや、AV販売業の場合は、業務に必
要なジャンルなので、規制すれば、仕事に影響を与えます。

●転職支援サイトも、規制の対象になりやすいですが、人事部の採
用担当者なら、知っておかなければならない情報が満載でしょうし、
優秀な社員の流出を避けるために、ただ転職支援サイトを見せない
ようにすればいいという、単純な問題でもありません。

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●「制限はしないが、監視はしている」というスタイルの場合、あ
まりにも過剰な監視体制になってしまうと、結局、誰もインターネ
ットを使わなくなってしまいます。

●『後で因縁をつけられたり、疑われて評価・査定が下がるかもし
れない。だったら、最初からアクセスしなければいい』と、社員が
考えるようになったら、その会社は、どんどん情報社会から取り残
されていくのでは?

●その会社の経営者が、どちらをリスクと考えるか? の違いでし
ょうね。過剰な規制や監視は、社員の士気や忠誠心を下げるという
精神的なデメリットもありますから。

(次号につづく・・・)

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