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■  いつ会社を辞めても飢え死にしない、という状態
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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。前号では、幸せな
サラリーマンになるための、３つの条件について、お伝えしました。

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  １．経済的条件     ２．精神的条件     ３．知識的条件

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●今回は、１．経済的条件 について、深く考えてみたいと思いま
すが、実際のところ、週末起業で、いくら稼げればいいのか？

●この金額を明確にするために、まず、やるべきことは『これだけ
は絶対に手放せない』という品物のリストを作ることです。

●例えば、車が大好きな人なら、食費を削ってでも、維持費を捻出
し続けたいと思うでしょうし、逆に「食事のレベルだけは、何があ
っても絶対に下げたくない」と考える人もいるでしょう。

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●ポイントは「今、既に持っている品物または状態の中から『本当
に大好きなもの』だけを洗い出す」という考え方。

●この考え方を、しっかり持っていないと、週末起業で稼いだお金
を、すぐに浪費してしまう危険があります。どうでもいいことに使
ってしまうのです。

●サラリーマンの多くは、月給が上がっても、貯金が増えることは
ありません。収入が増えれば、支出も増えるからです。しかし、支
出が増えても、それほど大きな満足感が得られないのはなぜか？

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●それは「もともと、そんなに欲しいモノじゃないのに、買ってし
まうから」なんです。そして、その原因は「自分が大好きなものは
何なのか？ が、自分で分かっていないこと」にあります。

●私は現在、週末起業から得ている利益を、生活費に当てることは
一切していません。つまり、収入が増えても、生活レベルは上げな
と、いうルールを決めています。

●なぜなら、私が今、一番欲しいものは、新車でも海外旅行でもなく、

  １．いつ会社を辞めても飢え死にしない、という状態
  ２．その状態から発生する自信による精神的安定

だからです。

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●私も、以前は「週末起業で月１０万円の副収入があれば、もっと
広い部屋に引っ越せるし、２０万円あれば、高級車に乗って、海外
旅行にも・・・」みたいなことを考えていました。

●しかし、実際は違いました。利益が出始めると、今度は『その利
益を、いかに安定させるか？』のほうが大切になってくるのです。
そうなると、無駄な浪費をしている余裕なんてありません。

●ですから、自己への教育（セミナー参加費や書籍代）に投資した
り、ホームページの宣伝や広告費に使ったり、起業家との人脈を広
げるための飲み会に使ったりするのが優先されます。

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●そうなると、今度は「会社の給料やボーナスも、投資に回せるん
じゃないか？」と考えるようになり、自然と無駄遣いが減ってくる
のです。

●つまり、週末起業で利益が出ると、生活が派手になるどころか、
逆に質素になる。でも、まったく苦になりません。

●なぜなら、無駄な出費、つまり「もともと、そんなに好きではな
かったもの」を捨てているだけだからです。むしろ、邪魔なモノが
無くなって、スッキリします。

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●私の会社には、私より多くの給料とボーナスを貰っている上司が
たくさんいます。彼らは、私が住んでいる部屋よりも、広くて綺麗
な部屋に住み、毎晩、キャバクラで飲み歩いています。

●もし彼らが、週末起業でもっと稼いだら、もっと広い部屋に引っ
越して、もっと高いキャバクラに通うのでしょうか？ 

●幸せの価値観は人それぞれですから、他人の生き方を否定するこ
とは出来ません。ですが、自分が将来、そんなふうになりたいかど
うか？ だけは、しっかり見極める必要があります。

（次号につづく…）


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■ シリーズ企画： 絶対に損したくない！退職準備マニュアル【８】
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テーマ：雇用保険（失業給付）

週末起業が軌道に乗ってから会社を辞めると、失業給付は貰えるのか？

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●前号で「週末起業家が退職した場合、失業給付は貰えるのか？」
について、情報を募集したところ、早速、次のようなメールをい
ただきました。どうもありがとうございました。

                             *

（以下、一部抜粋）
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> 失業給付がもらえるかどうかのポイントは、
> 「就職したい意思があるがどうか」です。

> ただ、これは個人の内面の問題ですので、ハローワークの担当者は、
> 本人の意思確認とともに、客観的な状況を勘案して判断するしかありません。

> ですので、大学に通って勉強している場合は、働く時間がありませんので、
> 客観的に就職したいとはとても見てもらえません。
> これが専門学校などでも一緒です。

> でも、学校が夜間であったり、週に１〜２回通う程度であれば、
> 「すぐに就職先を見つけやすくするように専門知識を身につけている」
> という説明をすれば、まず失業給付はもらえるはずです。

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●（大和コメント）なるほど、参考になります。学校に通う場合で
も「就職するために勉強している」という理由ならば、認められる
可能性も高いということですね。

                             *

（以下、メールの続き）
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> 開業準備も一緒です。
> 開業届を出してしまったり、具体的に会社設立登記の作業に入ってしまうと、
> もらえなくなります。

> でも、「自営業の準備」を個人の頭の中、もしくは事業計画を自宅の
> パソコンで作成しても、役所の人にはわかりませんよね。
> そのことは心の奥底にしまっておきます。

> 結局、「自営業の準備」などの場合、開業に向けて公的機関
> （銀行への出資金の払い込みなども含め）に対し、アクションを起こして
> しまうと失業給付をもらえる資格はなくなりますが、それがなければ
> あとは「個人の意思」という内面の問題であり、誰にもわからないので、
> 手続きの際にそれを洗いざらい正直に言うかどうかできまってきます。
> 正直に言わなければ誰にも判りません。
 
> 仮に誰かが「あいつは開業に向けて家で事業計画を作成している」と
> ハローワークにチクッたとしても、
> 「万が一転職先が見つからなかった場合に備えて、
> 独立も選択肢としてあるが、いい就職先があれば
> すぐに就職する」と言い張ればいいのです。

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●（大和コメント）たしかに、頭の中で事業計画を考えているだけ
なら、誰にも気づかれませんから、あえて自分から言う必要も無さ
そうですね。

                             *

（以下、さらに続き）
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> で、週末起業家の場合ですが、すでに法人や開業届を出していると、
> やはりもらえないですね。

> ハローワークがそこまでチェックしない可能性もあり、
> ばれなければいいという考え方もありますが、
> それは明らかに違法行為となりますので、やめたほうがいいでしょう。
 
> 今の週末起業が、開業届も出さず、利益があった場合は雑所得で申告する
> （している）場合は、失業給付をもらえる可能性があります。
> ただ、ＨＰで本名を出して商売していると認められにくいでしょう。
 
> そういう場合は、とりあえずいったんＨＰの表示は家族の名前にして、
> 「商売は家族に任せ、自分は就職したい」ということにすればいいのです。
 
> 本人の名前をＨＰでもともと表示していないなら、
> 最初から家族がやっていることにすればＯＫです。
 
> いずれにせよ、「本人の意思」がポイントですので、
> 週末起業で利益や売上があるかどうかは関係ありません。

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●（大和コメント）やはり、ポイントは「本人の意思」ですね。起
業するために退職したとしても『本当は就職したいんです！』と言
い張る姿勢が大切なのでしょう。

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●以上、纏めると、次のように整理できます。

【週末起業家が退職した場合、失業給付は貰えるのか？】

                             *

１．開業届けや、公的機関への払い込みなど、法的な手続きを実施
していると、まず貰えない。こっそり貰うのも違法なので、やめた
ほうがよい。

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２．既に週末起業で利益が出ている場合「そのビジネスの主導権は
家族にあり、自分には無い。そして、自分は就職を希望しているか
ら、このビジネスには関与しない」と言えば、貰える可能性はある。

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３．最終的には本人の意思が重視されるから、心の中で、どう思っ
ていようが、ハローワークでは「就職したい！絶対に就職したい！」
と言い張ることが大切。

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●ということは、週末起業で使う屋号を、すぐに法人化しないほう
が有利なのかもしれませんね。失業給付をギリギリまで貰って、そ
れが終わってから法人化すれば大丈夫です。

●もちろん、法人化したほうが税制上は有利ですから、早期に法人
化するほうが良いケースもありますが、税金の心配をするほど利益
が出ていれば、失業給付なんて必要無いですかね？

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●今回、メールを送ってくださった方は、ハンドルネーム「夢先案
内人」さんです。どうもありがとうございました。

●社会保険労務士兼中小企業診断士として独立開業を目指されてい
る、現役の週末起業家です。以下のブログも運営されています。

 ▼独立開業したいサラリーマンのための年金・社会保険の知恵
 →  http://yumesaki65.cocolog-nifty.com/biog/  


（次号につづく…）


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