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 【幸せなサラリーマン04/08/13】会社を辞める前に、自分の人生を棚卸しする。


2004/08/13(第63号)
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■  会社を辞める前に、自分の人生を棚卸しする。
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⇒【前号までのあらすじ】起業家の視点を身に付ければ、社内に落
ちている貴重な情報やノウハウが見えてくる。週末起業を体験する
ことで、会社を辞めなくても、起業家の視点や感覚が鍛えられる。

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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。このメルマガを書
き始めて、もうすぐ半年になりますが、あらためて、サブタイトル
を見直してみると・・・

        〜 お金以外の「儲け」に気づく視点と発想 〜

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●つまり、創刊当初のコンセプトは『毎月の給料以外にも、サラリ
ーマンは多くの恩恵を受けている。それを冷静に見つめ直してみよ
う』というものでした。

●そのメリットを理解した上で、それでも、会社を辞めて、やりた
いことをやる! と言って辞めるならば、それは本当に意味のある退
職だと思うのです。少なくとも「上司が嫌いだから辞める」よりは。

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●さて、社内での「お金以外の儲け」に気づくためには、起業家の
視点を身に付ける必要がありますが、起業家の視点とは、具体的に
は、どのような視点なのか?

●起業家は、常に「今、自分がやっている仕事が、どれだけの利益
を生み出しているのか?」を、冷静に見極めています。だからこそ、
無駄な作業を排除し、効率的に仕事を進める能力が鍛えられる。

●それに対して、サラリーマンは、常に「今月の残業代は、いくら
になるのか?」を考えています。だからこそ、定時間内に無駄な会
議を延々とやって、夜遅くまで残業するズル賢さが鍛えられる。

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●いまだに、私の勤務先でも『夜遅くまで残業している人 = 頑張
って仕事をしている偉い人』という異常な文化が、根強く残ってい
ます。そのため、サラリーマンは、より「非効率」を好むようになる。

●本来ならば、1つの仕事を3時間で終わらせるより、1時間で終
わらせたほうが、利益率は高くなるはずです。ビジネスの基本です。

●しかし、日本のサラリーマンの場合は、1時間で終わる仕事を、
3時間かけたほうが儲かる。さらに、その3時間を、定時後に持っ
てきたほうが、もっと儲かるのです。

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●正義感の強い人は「そんなのは間違っている!」と叫びたくなる
でしょう。でも、叫んではダメです。一度、組織に根付いた悪習慣
は、そう簡単には変えられません。

●だから、会社の風習を変えようとしてはダメなのです。それよりも、
自分の視点を変えるのです。サラリーマンの視点から、起業家の視
点に変える。そのほうが、ずっと楽だし、簡単です。

    〜 周りの環境を変えるより、自分を変えるほうが簡単 〜

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●「だらだらやって、残業代で稼ぐ」という風習は、ある意味、と
てもオイシイ状況なのですから、それを、とことん利用しなければ
なりません。それ自体は、決して悪いことではありません。

●ダメなのは『そのオイシイ状況に頼りすぎること』なのです。ダ
ラダラ残業生活を20年も続けたら、本当にダラダラ人間になって
しまう。それはそれで、危険なことです。

●では、どうすればいいのか? それは、社内での過ごし方を、次
のように変えることです。『ダラダラ人間を装いながら、自分の人
生や将来について、日々、真剣に考え続ける』。

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●なぜ、ダラダラ人間を装う必要があるのか? テキパキ人間だと
思われてはいけないのか? それは、テキパキ人間だと思われると、
周りから、どんどん仕事が流れ込んでくるからです。

●上司からはコキ使われ、同僚のフォローにも回される。つまり、
仕事量が3倍になる危険性があります。なのに、あなたの評価と給
料が3倍になることは無い。それが企業の悲しい現実です。

●だからこそ、ヘタに「あいつはデキる奴だ!」と思われないほう
が良いのです。あくまでも、周りの人間と同レベルだと思われてい
たほうが、意外とオイシイのです。

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●具体的に考えてみましょう。例えば、次のようなケース。

             定時間内          /               定時後
--------------------------------------------------------------
上司A    自己満足発言の無駄な会議       /  夜22時まで残業

同僚B    フレックス&喫煙所で競馬の話   /  夜22時まで残業

あなた    仕事をテキパキこなす。         /  帰る。
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●ここで、上司Aや、同僚Bは、あなたのことを、どう見るか?

上司A「あいつ、帰るの早いな。暇なのか? よし、仕事を増やそう。」

同僚B「暇なら手伝ってくれてもいいじゃん。冷たい奴。」

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●あなたは、会社にとっては「良い社員」ですが、上司や同僚から
見ると、良い社員では無いのです。さらにやっかいなのが、あなた
を評価するのが、まぎれもなく、その上司であること。

●だから、あなたは、次のように、仕事のスタイルを変えなければ
ならないのです。

             定時間内          /               定時後
--------------------------------------------------------------
上司A    自己満足発言の無駄な会議       /  夜22時まで残業

同僚B    フレックス&喫煙所で競馬の話   /  夜22時まで残業

あなた    自分の将来を真剣に考える       /  夜22時まで残業
--------------------------------------------------------------

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●こうすれば、上司や同僚から恨まれる心配も無く、あなた自身の
人生を無駄にすることも無い。一石二鳥なのです。

●仕事中に、頭の中で、何を考えていようが、それは、周りの人間
には、絶対に気づかれません。「考えるという労働」は、いつでも、
どこでもできる、自由かつ最強の労働なのです。

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●だから、あなたは考える。となりの同僚が、当たり馬券のことを
考えている間に。向かいの上司が、キャバクラの余韻に浸っている
間に、あなたは、自分の人生について、真剣に考えるのです。

●あなたの夢は何なのか? 本当にやりたいことって、何なのか?
5年後、10年後、どんな生活を手に入れたいのか? まずは、人
生の目標を決めて、紙に書く。これはとても、大切なことです。

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●起業・独立するにしても、転職するにしても「人生の棚卸し」が
必ず必要になります。そしてこれは、とても時間がかかる作業です。
でも、やらなければならない作業なのです。

●だからこそ、今すぐ、やってみて下さい。1時間でもいい。自分
と真剣に向き合い、人生の目標について考える。それこそが、起業
家の視点を身に付けるための、第一歩なのです。

(次号につづく…)


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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【16】
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テーマ: 年金

会社を辞めたら、どんな手続きが必要になるのか? (まとめ)

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●会社を辞めて、独立するにしても、再就職するにしても、その間、
きちんと年金を納めなければならないことに、変わりはありません。
「知らなかった」では、最終的に、自分が損をすることになります。

●ですから、未納期間を作らないためにも、年金の仕組みや、基本
的なルール、切り替えの手続きなどを、きちんと理解しておく必要
があります。以下に、整理してみましょう。

                             *

1.国民年金には、種別が3つ(第一号から第三号まで)ある。

●国民年金の「被保険種別」には、以下の3種類が存在する。二十
歳以上、六十歳未満の、すべての日本国民は、以下のいずれかの種
別に属する。

   第一号: 自営業者、学生、農家、無職、フリーターなど
   第二号: サラリーマン、公務員など
   第三号: 第二号に属する人の扶養配偶者(専業主婦など)

   ※第三号に属する人は、毎月の保険料を支払わなくてよい。

                             *

2.会社を辞めたら、第二号 から 第一号 に変更しなければならない。

●種別の変更届けは、辞めてから14日以内に、本人が自分で提出
しなければならない。再就職した場合は、再び、第二号になるが、
就職活動中(無職の期間)は、第一号として扱われる。

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3.扶養配偶者の種別も、第三号 から 第一号 に変更しなければならない。

●扶養配偶者(専業主婦など)の種別変更届けも、合わせて提出し
なければならない。第三号には、保険料を支払う義務は無いが、
第一号に変更すると、支払う義務が発生する。

                             *

4.再就職しない(ずっと第一号で生きていく)人は、国民年金基金
に加入したほうがよい。

  ▼サラリーマンの年金制度
  3階部分:  厚生年金基金
  2階部分:  厚生年金
  1階部分:  国民年金

  ▼自営業・個人事業主(第一号)の年金制度
  2階部分:  国民年金基金
  1階部分:  国民年金

●1階部分の国民年金だけでは、老後、最大でも、月額6万6千円
程度しか支給されないので、ぜんぜん足りない。なので、2階部分
に上乗せして加入しておいたほうがよい。

●しかし、厚生年金はサラリーマンのみ加入できる制度なので、会
社を辞めて第一号になったら、厚生年金の代わりに「国民年金基金」
に加入しておくべき。節税効果も高い。

                             *

●以上、サラリーマンが会社を辞めた後に、必要になるであろう、
年金に関する手続きをまとめました。辞めてからでは遅い。辞める
前に、しっかり準備し、理解しておきましょう。

●国会議員ですら、未納問題を起こすほど、分かり難い年金制度。
私たちサラリーマンも、すべてを会社に任せるのではなく、最低
限知っておくべき知識は、身に付けておきたいものです。

(次号につづく…)


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