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 【幸せなサラリーマン04/08/23】転職するために資格を取っても、人生は変わらない


2004/08/23(第67号)
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■  転職するために資格を取っても、人生は変わらない。
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⇒【前号までのあらすじ】週末起業へのモチベーションを高めたけ
れば、「もっと儲けたい」と願うよりも「今の生活レベルを失いた
くない」と思うほうが、より効果的である。

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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。先日、久しぶりに、
会社の同期が20人ほど集まり、バーベキューをやりました。入社
当時は60人いた同期が、今では3分の1に減っています。

●既に結婚していて、子供がいる家庭もあれば、マンションを買っ
た夫婦もいるし、私のような独身もいる。ただ、週末起業もしくは
副業的なことをやっているのは、私だけでした。

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●私は基本的に、会社の人間が集まる場所では、週末起業の話は、
一切しないことにしています。無理に薦めることもやめました。

●以前は熱く語っていた時期もありましたが、「聞く耳持たず」の
人に、いくら話しても無駄だということに気づいてからは、こうや
ってメルマガで書くことにしています。

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●同期で集まると、必ず話題になるのは、1.給料、2.転職、
3.家を買うかどうか、ですね。例えば、給料と転職の話。

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  同期A『俺、今、資格の勉強してるんだよね。』

  大和『おお! すごいじゃん。』(と、とりあえず話を合わせておく。)

  同期A『だって、資格があれば、転職とか有利だし。』


  大和『どこに転職するの?』(と、とりあえず話を合わせておく。)

  同期A『まだ分からないけど、○○社とか、△△社ぐらいかな。』


  大和『なんで? ○○社がいいの?』

  同期A『たぶん、うち(今の会社)より、給料高いと思うんだよね・・・』

  大和『・・・。』(ここで熱く語ってはダメだ。我慢しなければ。)

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●この手の話題に対して、私の中で、既に結論は出ています。

1.転職という名の転社(てんしゃ)では、何も変わらない。給料
も、待遇も、仕事の内容も同じ。ただ、所属先の会社の名前が変わ
るだけ。だから、何度転社しても、満足できない。

2.転社しても人生は変わらないのだから、転社するために資格を
取るのは、かなり無駄である。実は、資格取得で一番オイシイ思い
をしているのは、資格取得用教材を売って儲けている人なのである。

3.人生の満足度は「自己実現欲求の満足度」で決まるものであり、
給料の額で決まるものではない。だから、給料の高い会社に入った
としても、自分の思い通りにやれる仕事でなければ、不満は溜まる。

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●どの会社でも、同業種で、同じような経歴なら、給料もさほど変
わらない。たとえ給料が高いとしても、その分、福利厚生が悪いとか、
転勤が多いとか、どこかに、何らかのしわ寄せが、必ず来ます。

●でなければ、業界内のバランスが取れないから。つまり「どんぐ
りの背比べ」なんです。それでも、どんぐりAから、どんぐりBに
移るために、必死になって資格を取る必要があるでしょうか?

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●資格に関して言えば、私は現在、以下の資格
・テクニカルエンジニア(ネットワーク):情報処理技術者(国家資格)
・MCP(マイクロソフト認定技術資格):70-210 / 70-215
を持っています。SEの資格としては、かなり難易度の高い資格です。

テクニカルエンジニア(ネットワーク) の合格率(平成15年度 秋季実績)
  応募者 54,060 
  受験者 31,350 
  合格者 1,974 
  合格率 6.3% 

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●私がこの資格を取った理由は、もちろん、転職を有利にするため
ではありません。サラリーマンのメリットを、最大限に利用するた
めです。

●他業界はどうか分かりませんが、私のようなIT業界では、社内
で資格取得のための教育支援が積極的に行なわれています。合格す
れば、一時金が支払われたり、受験料が会社負担になったりする。

●つまり、会社のお金で、資格を取らせてもらえたりするわけです。
それなのに、多くの社員は、それを活用せず、本気で勉強しない。
あなたの会社にも、社内教育制度、きっと、ありますよね?

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●そして、もう1つの理由。それは「社内での発言力を強くするた
め」です。大企業の場合、良くも悪くも「資格を持っている社員=
優秀な社員」という偏見があります。

●ですから、逆にそれを利用して「俺は資格をもっている。あんた
(上司)は持っていない。どうだ!悔しかったら取ってみろ」とい
う、強気な態度を取ることができるのです。

●事実、上記の資格を持っているのは、私の部署内では、私だけで
すから、自然と、一目置かれる存在になります。それは、週末起業
を遠慮なくやるためにも、有利な立場だと言えます。

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●ただ、資格を取ったことで、唯一、後悔していることがあります。
それは、その勉強のために、2年もの時間を費やしてしまったこと。

●上記の資格は、社内で強気な姿勢を維持するためには役に立ちま
すが、週末起業あるいは、独立するためには、何の役にも立ちません。

●もし、その2年間に、マーケティングや、ビジネスの基本、経営
学、会社の作り方、経理などを勉強していれば、これまで逃してき
た、多くのビジネスチャンスを、拾えたかもしれない。

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●もしあなたが、まだ利益は出ていないとしても、週末起業の準備
を始めたり、ビジネスに関する何らかの勉強をしているとすれば、
その進み具合を、簡単に計測する方法があります。

●それは、会社の同期と話してみること。そこで「なんだか、話が
合わなくなってきた。」と感じ始めたら、それは、成功への第一歩
です。あなたの視点や考え方が、変化している証拠です。

(次号につづく…)


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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【20】
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テーマ: 医療保険

会社を辞めたら、保険証はどうなる?(まとめ)

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▼サラリーマンが会社を辞めた後は、以下のいずれかの方法を選択。

  方法1. 今までの健康保険を任意継続する

  方法2. 国民健康保険に加入する

  方法3. 特例退職被保険者になる(定年退職者の場合)

  方法4. 家族の健康保険の被扶養者になる

                             *

●「方法1. 今までの健康保険を任意継続する」ときの条件と注意点

  (1) 退職の翌日から20日以内に手続きをすること。
  (2) 会社に勤めていた期間が、2ヶ月以上あること。
  (3) これまで会社が払っていた保険料(1/2)も自己負担すること。
  (4) 最長で2年しか継続できない。

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●「1.任意継続」と「2.国民健康保険」は、どっちが得なのか?

  (1) どちらを選んでも、医療費の本人負担額は3割。
  (2) 国民健康保険の保険料は、市区町村によって異なる。
  (3) 国民健康保険の保険料は、前年の所得に応じて変わる。
  (4) 任意継続には「傷病手当金制度」などのメリットもある。

  ⇒ 毎月の保険料は、市区町村に問い合わせなければ計算できない。
     各種条件があるので、単純に保険料だけでは、損得は決められない。

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●「方法4. 家族の健康保険の被扶養者になる」ための条件と手続き

  【条件】
  (1) 家族(三親等以内の被保険者)に生計を維持してもらっていること。
  (2) 年収が130万円未満(60歳以上の人は180万円未満)であること。

  【手続き】
  以下の書類を準備し、管轄の社会保険事務所または健康保険組合に
  「被扶養者届」を提出する。(手続きは会社が実施)

  ・被扶養者届け
  ・健康保険被保険者証
  ・扶養される人の収入を証明する書類(課税証明証など)
  ・同一世帯に住んでいることを証明する書類(住民票など)

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●「俺は絶対に病気にならないから大丈夫」という強気な人なら別
ですが、独立するにしても、体が資本ですので、健康は第一に考え
なければならない、最優先事項です。

●医療費3割負担から、いきなり10割負担になるのは、予想以上
に厳しいですし、医者を恨むことになるかもしれません。

●しかし、悪いのは、高い治療費を請求する医者ではありません。
ちゃんと、しかるべき手続きを踏まなかった、あなたが悪いのです。

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●『退職したら、いろいろ忙しくて、保険証どころじゃない!』
と思うでしょう。そのとおり。だから、会社を辞める前に、きちん
と勉強して、理解しておかなければならないのです。

(次号につづく…)

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