ひと儲けドットコム/1mouke.com  ひと儲けドットコム/現役SEが教える最強Webサイト儲けのテクニック

ホーム メールマガジン > 幸せなサラリーマンになる方法 > バックナンバー 2004年分

 【幸せなサラリーマン04/09/22】10年後、上司と部下の関係が、縦型から横型に変わる


2004/09/22(第80号)
                             *
───────────────────────────────────
■
■  10年後、上司と部下の関係が、縦型から横型に変わるとき
■
──────────────────────────────

⇒【前号までのあらすじ】理屈と行動に矛盾が生じるのは、人間が
理性を持っている証拠。口では辞めたいと言いながら、本当は辞め
たくないと思っている自分を責めないで、認めてあげることが大切。

                             *

●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。アイフルのCMで、
「チワワ」が大ブレイクしておりますが、あのCMを見ると、誰で
も、犬を飼ってみたくなりますよね? 私も、なります。

                   どうする?  アイフル?

                             *

●しかし『可愛い!犬を飼いたい!』と思う反面、『でも、お金も
かかるし、世話が面倒。』という否定的な感情も、同時に生まれます。

●つまり『育てたい』という欲求と、『育てたくない』という欲求が、
同時に発生しているのです。

                             *

------------------------------------------------------------
  「人を育てる」ということは?
------------------------------------------------------------

●もはや、『ゆとり教育』という言葉は、広く普及し、常識化しつつ
あります。それ自体には、賛否両論あると思いますから、ここで議論
するつもりはありません。

                             *

●ただ、現象として言えることは、ようするに『もう、学校側で無
理やり教えることはしないから、各自で勉強したければ、勝手にす
ればいいんじゃない?』ってことですよね。

●だからこそ、空いた時間で、大自然と触れ合う親子もいれば、塾に
通わせる家庭もある。勉強なんて、やりたい人だけが、やればいい。
第三者から強制されるものでない、という考え方。

                             *

●もともと、現在20代後半の若手社員、つまり、今の私みたいな世代
は、人生の価値観が多様化し過ぎているため、『べつに、人それぞれで、
いいんじゃない?』という、どこか「冷めた」感覚を持っています。

●そこに『ゆとり教育』という考え方が入ってくると、もはや『絶対
に○○でなければならない!』みたいな「他人に強制される人生」な
んて有り得ない! という方向に、進まざるを得ません。

                             *

●そして、このような考え方は、やがて社内にも浸透します。つまり、
10年後、私たちの世代が中間管理職になった時に、新人教育におい
ても「無理やり教える、強制する」ということを、しなくなるのです。

●『確かに君は、私の部下だ。しかし、私には、君の人生を支配する権利
は無い。だから、聞かれたことには答えるが、私が何かを無理やり教えたり、
強制するつもりは無い。だから自由にやってくれよ。』みたいな。

                             *

●もちろん、与えたれた作業をこなすための、必要最小限の知識は
教えるでしょう。しかし、その先にある、長期的な視点での人生観、
例えば、『若手社員よ!大志を抱け!』的な説教は、一切しなくなる。

●これはつまり、従来のような組織力による『人材育成』が、スト
ップしてしまう可能性がある、ということなんです。

●育てる側も、どこか『面倒だ』という感覚があるし、育てられる
側も、そもそも、説教じみた教育なんて、求めていない。お互いに
「押し付けるのも、押し付けられるのも御免だ。」という感覚。

                             *

●これは、ただ単に『社内での人間関係が希薄になる』という意味
ではありません。『一定の距離感を守ろうとする』と言ったほうが、
正しいと思います。

●例えば、どんなに親しい友人でも、あえて、電話せずに、メール
で済ませる、という行為。たとえ数分でも、相手の時間を占有する
ことへの遠慮、つまり、それが「対人関係の距離感」なのです。

                             *

------------------------------------------------------------
  「縦型」から「横型」へ変化している時代
------------------------------------------------------------

●言うまでも無く、今の若者世代の友達関係は「広く浅く」に変化
しています。あなたの携帯にも『もう何年も連絡していない人』の
メモリーが、いまだに残っているのでは? でも、なぜか消せない。

                             *

●お互いの生活に深く干渉しないルール。そこには、支配も組織も
ありません。それはつまり、昔で言う「縦型ガキ大将モデル」から
「横型スワッピングモデル」に変化しているということ。

●趣味別に友達を使い分けるような感覚。一人の友達と、いろんな
趣味を楽しむのではなく、各趣味別に、それぞれの枠組みがあり、
参加したい人だけが、気軽に参加するという暗黙のルール。

                             *

●10年前、のび太は、ジャイアンと一緒に、野球もサッカーも、
カラオケもしていました。つまり「狭く深く」の縦型な友達関係。

●しかし、今は「野球はジャイアンとやるが、カラオケは他の友達
と行く」という横型の選択が常識であり、ジャイアンも、その行為
を否定しません。

●それは「ジャイアンが嫌いだから」ということではなく、スポー
ツにおいては尊敬できるが、それ以外では、必要以上に媚びなくても
いい、ということなんです。

                             *

------------------------------------------------------------
  スキルを持っているからこそ、人が集まる。
------------------------------------------------------------

●野球チームでは、ジャイアンが主導権を握る。しかし、あやとり
大会では、のび太が指揮をとる。

●『常に、ジャイアンが一番偉い。なぜなら、ジャイアンだから。』
という理屈は、残念ながら、もう通用しません。

●『課長だから偉い。部長の方が偉い。』 そのような「無条件肩書
き崇拝主義」が消え去っていく中で、すべての人間関係は、年齢や
性別、年功を越えた「広く浅い付き合い」に変わっていくのです。

                             *

●価値観の変化に伴い「野球だけが遊びじゃない」という考え方が
浸透すれば、当然、のび太には「野球をしない」という選択権も与
えられるわけですから。

●その代わりに、あやとりを極めればいいだけ。そうすれば、のび太が
飢え死にすることはありません。やりたい人が、やりたいことをやる。
『ゆとり教育』には、そういう一面もあると、私は捉えています。

                             *

●もちろん「上司への敬意を払わなくても良い」と言っているのでは
ありません。もし、のび太が、本気で野球をやりたければ、やはり、
ジャイアンに従うべきなのです。

●ですが、忘れてはならないのは、今後、ジャイアンも、社内で
「あやとりを覚えざるを得ない状況」がやってくるかもしれない、
ということ。

●これからは、ビジネスモデルが多様化、細分化し、どんどん新し
いことを覚えていかなければならない時代。最後に生き残るのは、
強い者でもなく、賢い者でもなく「変化できる者」なのですから。

                             *

●本当の「成果主義」とは、年齢や年功を越えて、お互いの「強み」
を認めるということ。常に「教育者」と「生徒」ではなく、お互いに
教え合う関係。それは「縦型」ではなく「横型」のつながり。

●誰も教えてくれない、という状況で、10年後の新入社員が生き
残る術は「自ら学ぶ」以外にありません。そしてまた、上司の側も、
「教えなくていい」かわりに「支配できない」という現実を知る。

●だからこそ、上司自身も、自ら学び続けなければならない。上から
下への丸投げで仕事が片付いた時代は、もう終わりつつあるのですから。
これからは、若手に頼らず、頼り過ぎず、自分でやるしかないのです。

                             *

●その時に、ジャイアンがプライドを捨てて、のび太に「あやとり」を
習えるかどうか? それが出来る人間だけが、常に、成長という「変化」
を楽しめるのだと、私は考えています。

(次号につづく…)


───────────────────────────────────
■
■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【33】
■
──────────────────────────────

テーマ: 税金

週末起業や副業で、赤字が出たら、損益通算。

                             *

●サラリーマンというビジネスは、常に黒字が保障されています。
あなたが仕事でミスをしても、休んでも、毎月ちゃんと給料は貰えます。

●ですが、個人事業主やフリーランサーの場合、そのような保障は
ありませんから、当然、赤字が発生することもあるでしょう。

                             *

●当然、赤字が発生した場合は、所得が無いわけですから、所得税
は課税されません。

●では、サラリーマンが、週末起業や副業などのサイドビジネスで
赤字を出した場合、どうなるのか?

   会社から支給される給料(給与所得) : 黒字
   サイドビジネス(事業所得など)     : 赤字

                             *

●このような場合は、サイドビジネスから出た赤字を、給与所得か
ら差し引いて、払いすぎた所得税を取り戻すことができます。
これを「損益通算(そんえきつうさん)」と呼びます。

●つまり、サイドビジネスで赤字を出したら、所得税が安くなるわ
けです。そのため『副業でわざと赤字を出す』という節税対策を
実施しようと考える人も出てきます。

                             *

●それを防ぐために、損益通算には、いくつかの条件が設定されて
ます。以下にまとめます。

  ▼ 損益通算するための条件

  所得の種別が、以下のいずれかであること。

  ・事業所得
  ・不動産所得
  ・譲渡所得

  ※ただし、不動産所得の場合、赤字が出ても、一定額までは
  損益通算できない。

                             *

●最近、サラリーマンによる不動産投資、いわゆる「サラリーマン
大家」が流行っていますが、残念ながら、投資用マンション経営の
赤字は、節税対策としては、使えないみたいですね。

●不動産投資に限らず、週末起業や副業の多くは、最初は赤字から
スタートするのが一般的です。インターネットなら、資金はそれほ
どかかりませんが、自分自身の人件費を考えれば、相当な赤字です。

                             *

●ですから「わざと赤字にしよう」なんて考えなくても、どうせ赤
字になるんですね。その時に、多少なりとも、税金が戻ってくるの
であれば、貰えるものは、きちんと貰っておきましょう。

(次号につづく…)


                             *

このような内容のメールを、あなたのアドレス宛てに
無料でお届けします。

他のバックナンバーも読む


幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力
(マガジンID:0000127191)

登録は無料です。いつでも解除できます。↓↓↓

メールアドレス登録:

メールアドレス解除:



Powered by まぐまぐ




大和賢一郎の著書
会社とことん活用術

辞めるなんてもったいない!




メールマガジン

幸せなサラリーマンになる方法−気づきの視点と発想力 (マガジンID:0000127191)

登録は無料です。
いつでも解除できます。
↓↓↓

メールアドレス登録:

メールアドレス解除:

Powered by まぐまぐ






ホーム メールマガジン > 幸せなサラリーマンになる方法 > バックナンバー 2004年分 > このページのトップへ

Copyright (C) 2004 ひと儲けドットコム All Rights Reserved.    お問合わせ  サイトマップ