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 【幸せなサラリーマン04/10/01】残業しても、休日出勤しても、仕事が片付かない理由


2004/10/01(第84号)
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■  残業しても、休日出勤しても、仕事が片付かない本当の理由。
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⇒【前号までのあらすじ】あなたのサラリーマン人生を、長期的な
視点で眺め、「守」「破」「離」(しゅ・は・り)のサイクルを見
極めれば、次のステップに進むチャンスは、必ず訪れる。

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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。以前、弊誌で

    ----------------------------------------------------
    サラリーマンというビジネスは、自分株式会社の中では、
    1つの事業部に過ぎない。「会社の中に自分がいる」と
    考えるのではなく「自分の中に会社がある」と考える。
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という考え方を、お伝えしました。(↓詳細はバックナンバーをご覧下さい)
  http://www.1mouke.com/mlmg/shiawase/back2004/040830-70.html  

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●この考え方を、図で表すと、以下のようになります。

(等幅フォントでご覧下さい)
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【 一般的なサラリーマンの考え方 】: 会社の中に自分がいる

■○○株式会社(勤務先)
┃
┣━ 上司
┃
┣━ 同僚
┃
┣━ 部下
┃
┣━ 自分(大和)
           ┃
           ┣━ 家族(妻、夫、子供、恋人)
           ┃
           ┣━ 趣味・遊び
           ┃
           ┣━ 週末起業・副業


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【 幸せなサラリーマンの考え方 】: 自分の中に会社がある

■自分株式会社(大和株式会社)/ 代表取締役:大和
┃
┣━ サラリーマン事業部(事業部長:大和)- 取引先:上司、同僚、部下
┃
┣━ 週末起業・副業事業部(事業部長:大和)- 取引先:いろいろ
┃
┣━ 家族を大切にする事業部(事業部長:大和)- 取引先:妻、夫、子供、恋人
┃
┣━ 趣味・遊びを楽しむ事業部(事業部長:大和)- 取引先:友人、知人


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●このように、自分の生活スタイルを「事業部」という切り口で考
え、整理してみる。すると、他にも、いろいろな事業部が存在して
いることに気付きます。

●例えば、「節約(せつやく)事業部」。これは「節約」という業務
を実施することで、新しい利益を生み出すことを目的とした事業部。
そしてもちろん、事業部長は、あなたです。

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■自分株式会社
┃
┣━ サラリーマン事業部
┃
┣━ 週末起業・副業事業部
┃
┣━ 家族を大切にする事業部
┃
┣━ 趣味・遊びを楽しむ事業部
┃
┣━ 節約事業部 ←【新設】

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●普段の無駄遣いを減らす努力や、「1円でも安く買う!」という
姿勢。それはまさに、節約という事業、つまりビジネスなのです。

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  注意! 節約事業で、誰もが陥る、落とし穴とは?
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●例えば、100円のカップラーメンを、88円で買うことができ
れば、1個あたり、12円の儲け。10個買えば、120円も得する。

●しかし、その「88円特売日」を見逃さないために、毎朝30分、
新聞の折り込みチラシと「にらめっこ」していたとします。すると、
単純計算すれば、30分の労働で、120円の利益。つまり時給240円。

●さらに、その新聞を取るために、月額いくら払っているのか?
そして、溜まった古新聞の整理や保管、処分に必要な、自分の労働力(つまり
人件費)なども考慮すると、それはビジネスとして、本当に効率的なのか?

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●もっと大きな金額で考えてみましょう。例えば、あなたがこれから、
新型のノートパソコンを買おうと考えているとします。ホームページ
を作って、インターネットで週末起業を始めるためです。

●あなたは、土日に、近所の電気量販店や、ディスカウントショップ
を走り回って、パンフレットやチラシを持ち帰り、『どこで買えば
一番安いか?』を、じっくりと、比較、検討するはずです。

    A店 : 25.0万円
    B店 : 24.5万円
    C店 : 24.0万円 (展示品限り)

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●そして、C店の「展示品処分」が一番安いことに気付く。でも、
やはり、汚れていない「新品」が欲しいので、B店で買うことにした。
…と思ったけど、まだ決心できない。『もっと安いところがあるかも。』

●そして、翌週の土日、電車で秋葉原まで出向き、ついに、新品で
23.5万円の商品を発見し、即購入!  もし、A店で買っていたら、
1万5千円も損していた。危なかった・・・

                             *

●さて、これは一見すると「1万5千円の利益を生み出したビジネスだ!」
と考えてしまいがちですが、本当に、そうなのでしょうか? 土日×2週分
の貴重な時間と、安い店を探して走り回った労働力。そして交通費。

●単純に計算すれば、土日×2週 = 4日間 の労働で、1万5千円の
売上ですから、日当は3,750円になります。一日8時間労働と考
えると、時給は468円になります。

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●そして、忘れてはならないのは、本来の目的である「ホームページ作成」
に取り掛かるのが、2週間も遅れてしまっている、という事実。もし、初日
にA店でパソコンを買っていたら、翌日からは、すぐ使い始めることが出来る。

●つまり、あなたが、秋葉原まで行って、安いパソコンを探し回っている間に、
他のライバルたちは、ホームページを作り始め、公開し、アクセス数を稼いで、
利益を出し始める。

●あらゆるビジネスは「早い者勝ち」なんです。人より早く始めて、早く
シェアを取ってしまうほうが、圧倒的に有利。その「出遅れ」による損失
を考えたら、それでも「1万5千円も得した!」と言い切れるかどうか?

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  どうすれば、会社で「ゆとりある生活」が手に入るのか?
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●このように、節約作業を「ビジネス」として分析してみると、本当に
その行為が、利益を生み出しているかどうか? は、微妙なところがあり
ます。得したように感じているが、実際には、損している面もある。

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●この事実に気付くためには『節約をビジネスとして捉える』という
視点が必要になります。だから「節約事業部」なのです。利益とコ
ストを冷静に分析しなければ、本当の「儲け」は見えてきません。

●そして、一度、このような視点を身に付けると、その考え方を、
他の事業部にも適用できるようになります。もちろん「サラリーマ
ン事業部」にも適用可能です。

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●もし、あなたの「サラリーマン事業部」が、『忙しくて、忙しくて、
残業しても、休日出勤しても、ちっとも仕事が片付かない…』という
悲劇的な状況に陥っているならば、その本当の原因は、何なのか?

●もしかしたら、社員全員が、88円のカップラーメンを買うために、
毎朝、折り込みチラシと格闘しているのでは? 例えば、電話なら1分
で済むような話しを、メールで書いているために、30分も費やすとか。

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●もっと、効率的な方法が、必ず、あるはずなんです。例えば、新聞を
解約して、ニュースとテレビ欄はインターネットで調べる。そうすれば、
一気に月額3千円のコスト削減。

●これまで「固定費」として考えていたものや、「当たり前の習慣」
として、惰性で続けてきた会議。本当に、必要なのか? もし、あなたが
今、管理職の立場にあるのなら、何か1つでも、改善できないでしょうか?

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●「会社の中に、あなたがいる」のではなく、「あなたの中に、会社がある」
と考える。あなた自身が、1円でも多くの利益、1秒でも多くの時間を稼ぐ
ためには、あなたが自分で考え、行動し、変えていくしかありません。

●そうすれば、あなたは、今の給料以上に、多くの時間、つまり「ゆとり」
を手に入れることができる。その結果、「無意味に忙しいだけの日常」や、
精神的なストレスからも、開放されるのです。

(次号につづく…)


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■ シリーズ企画: 絶対に損したくない!退職準備マニュアル【37】
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テーマ: 税金

あなたが納めている所得税は、どうやって算出されているのか?

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●サラリーマンの所得税は、源泉徴収で、毎月しっかり引かれてい
ますから、給与明細を見れば『いくら引かれているか?』は、すぐに
分かります。

●しかし『その金額が、どうやって算出されたのか?』を理解して
いる方は、意外と少ないのではないでしょうか?

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●所得税額の計算は、それほど難しいものではないのですが、もし、
将来、あなたが独立したら、自分で計算し、確定申告しなければ
なりません。

●税理士を雇うにしても、最低限の知識は必要になります。ですから、
今のうちに、その計算方法を知っておいても、損は無いでしょう。

                             *

●では、具体的な事例を挙げて、所得税の計算を、シミュレーション
してみましょう。

  例:年収500万円のサラリーマン。副業で不動産を所有しており、
      家賃収入が65万円(年間)あるが、リフォームしたので、
      その経費が95万円かかっている。さらに、全国カラオケ
      大会の優勝賞金として、100万円を稼いだ。

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  ▼ 所得の計算
  給与所得   : 500万円 − 154万円(給与所得控除)= 346万円
  不動産所得 : 65万円 − 95万円(経費)= マイナス30万円
  一時所得   :(100万円 − 50万円(特別控除))÷ 2 = 25万円
  --------------------------------------------------------------------
  総所得 : 346万円 − 30万円 + 25万円 = 341万円

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●さて、総所得は341万円ですが、基本的には、この金額に、所
得税が課税されます。しかし、子供や配偶者などの扶養家族がいる
場合、さらに「扶養控除」を差し引くことができます。

●仮に、扶養控除を、76万円として計算してみると、

  341万円 − 76万円 = 265万円

となります。この265万円に対して、所得税が課税されます。

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●では、実際に、所得税額を計算してみましょう。所得税額の計算は、
以下のような「速算控除一覧」に従うと、簡単に算出できます。

  330万円未満 の場合、税率10%、速算控除額0円

  330万円以上 900万円未満 の場合、税率20%、速算控除額33万円

  900万円以上 1800万円未満 の場合、税率30%、速算控除額123万円

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●ですから、265万円の場合、税率20%をかけて、そこから
33万円を引いたものが、所得税額になります。つまり、

  265万円 × 20% − 33万円 = 20万円

となるので、納めるべき所得税は、年間20万円になります。これを、
12ヶ月で支払うのですから、月額だと1万6千円ぐらいになりますが、
もし、これより多く源泉徴収されていたら、年末調整で戻ってきます。

【訂正とお詫び】上記は誤記です。実際の適用式は
「330万円未満 の場合、税率10%、速算控除額0円」
です。(誤記のまま配信してしまったことをお詫びいたします。
次号で訂正記事を掲載しています。)

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●所得税は、私たちサラリーマンにとって、身近な税金ですし、
控除の仕組みを上手く使えば、ある程度までは節税することも可能
です。

●普段は会社の経理部に任せっきりの税務計算。ですが、将来、
独立するにしても、転職するにしても、自分で確定申告しなければ
ならない時期が、必ず訪れます。

●その時になって、慌てないように、今のうちから、税金について
しっかり理解しておきたいですね。分からないことがあれば、
経理部の女の子に聞けば、タダでアドバイスしてくれるはずです。

(次号につづく…)


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