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■  社内で自分を高く評価してもらうためのコツ
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⇒【前号までのあらすじ】周りの意見に流されると『しなきゃスパ
イラル』に陥ってしまう。「まだ独立しないんですか？」と聞かれ
ても、『べつにいいじゃん、ほっとけよ。』と思ってかわせばいい。

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           あなたは、今の評価に満足していますか？

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●こんにちは。ひと儲けドットコムの大和です。すっかり肌寒くな
り、いよいよ「冬のボーナス」を予感させる季節になりましたが、
いかがお過ごしでしょうか？

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●私の勤務先でも「成果主義」という名のもとに、「自己評価シー
ト」なるものを提出する季節がやってきました。

●簡単に言えば「半期の活動を振り返り、自分の仕事に対する成果を、
自分で評価し、申告する」というものですが、最終的には、以下のよ
うなアルファベットに集約しなければなりません。

  Ａ ： 極めて多大な成果
  Ｂ ： 多大な成果
  Ｃ ： 一般的な成果
  Ｄ ： 不十分な成果
  Ｅ ： 極めて不十分な成果

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●私はＩＴ業界ですが、業界を問わず、上記のようなアルファベッ
ト方式で成果を判定する方式を採用している企業は多いのではない
でしょうか？

●そもそも「多大」と「極めて多大」の境界は何なのか？ が曖昧
なので、最終的には、主観や気分で選ぶしかないのですが、やはり、
多くの人は、無難に Ｃ か Ｂ あたりで納得する傾向があります。

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●さらに厄介なのは、あくまでも、これは「自己評価」であるとい
う点。つまり、自分がいくら Ａ を主張しても、上司から『お前は
Ｂだ』と言われたらそれまで。単なる「自惚れ屋さん」になるだけ。

●「もっと高く評価されたい」vs「調子に乗っていると思われたく
ない」という心理的な葛藤。これこそが、成果主義および、査定へ
の不満を発生させる、根本的な原因なのです。

●では、どうすれば『自分の成果はＡだ！』と、自信を持って主張
できるのようになるのでしょうか？

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  自分で作った商品が売れない本当の理由
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●どんな商品でも、それを作った本人が『この商品は売れない』と
思っていたら、売れるはずがありません。つまり、売れない一番の
原因は「自信の無さ」にあるのです。

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●そしてこれは、サラリーマンにも当てはまります。『自分はラン
クＤだ』と思っていたら、本当にランクＤになってしまう。謙遜で
商品が売れた時代は、もう終わったのです。

●サラリーマンは「事業」です。自分の労働力を提供するというビ
ジネスです。そして、ビジネスにおいては、いかに自分を高く売るか？
が勝負なのです。

●安売りで成功するのは、家電量販店や大型スーパーのような「大
量の商品を扱うビジネス」だけ。あなたという人間は、世界に一人
しかいないのだから、安売り戦略は、やってはいけないのです。

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●自己評価で Ａ を付けられない理由は、自分を高く売ることへの
罪悪感があるから。そして、その罪悪感が生まれる原因は「自分の
仕事に対して自信が無いから」に他なりません。

●『この商品は絶対にすばらしい！』と思って売るのなら、お金を
貰うことに対して、迷いや躊躇は一切発生しないはずです。

●ですが『本当は欠陥商品なんだけどね・・・』と思って売るのな
ら、それがどんなに安い金額でも、お金を貰うことに対して、必ず
罪悪感や迷いが発生しますよね？

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●忘れてはならないのは、どんな商品でも「１００％完璧なもの」
なんて存在しないということ。

●Ｗｉｎｄｏｗｓでさえ、たまに固まったり、落ちたりする。それ
でも世界中で支持され、売れているのです。つまり、ランクＡ評価
なのです。

●マシンでさえ完璧にはなれないのに、そもそも、人間に完璧を求
めるほうがおかしい。多少のミスや欠点があっても、それ以上に会
社に貢献していると思うなら、自信を持ってＡを付けていいんです。

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●これからの時代、自分で自分を高く評価しなければ、誰も買って
くれなくなります。商品も人間も。そのために必要なのは自信。そ
して、その自信を支えるためには「強気な姿勢」も大切なんです。

（次号につづく…）


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■ シリーズ企画： 絶対に損したくない！退職準備マニュアル【44】
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テーマ： 経理

会社を辞めたら「分かりません…」じゃ済まされない。

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●経理部で働いている人を除いて、多くのサラリーマンは、税金の
計算、帳簿の付け方、決算の方法など、経理に関する知識や業務経
験がありませんよね？

●ですが、会社を辞めて、フリーや個人事業者になる場合、経理に
関するスキルが無いと、お金の流れが把握できずに苦労することに
なるでしょう。

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●特に重要なのは、簿記や仕訳に関する知識です。仕訳については、
エクセルを使ったり、専用の会計ソフトを使うなど、パソコン上で
管理する方法が主流になっていますね。

●しかし、どんなに便利なソフトウェアを買ってきても、基本的な
知識が無ければ、使いこなすことは難しいでしょう。ですので、ま
ずは、用語の意味から整理してみましょう。

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  ▼ 簿記（ぼき）とは？
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  帳簿記録を略したもの。つまり、帳簿に記録すること全般を簿記
  と呼ぶ。なので、家計簿や小遣い帳も簿記に含まれる。


  ▼ 仕訳（しわけ）とは？
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  １つの取引について、２つの情報を記録すること。例えば、一万
  円の商品を売った場合「一万円を手に入れた」という情報と、
  「一万円の商品を売った」という情報を記録する。

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●仕訳の概念は、慣れるまで難しいですが、簡単に言えば『すべて
の取引には二面性がある』という考え方です。二面性とは、
「原因」と「結果」です。

●「一万円の商品を売ったこと」が原因で、「一万円を手に入れた」
という結果が生まれた。だから、その両方を帳簿に記録する。

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●このように、仕訳の考え方は、日常生活における買い物の感覚とは
少し異なっています。ですから、仕訳の考え方が理解できると、普段
の生活における、お金の流れが、今までとは違って見えてきます。

（次号につづく…）


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