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ホーム 47歳から始めるホームページビルダー

第5話 : どんなホームページを作りたいの?


哲男は、ホームページビルダーの必要性を理解し、
早速、ホームページビルダーを購入する準備を進めるのでした。
しかし、その前に、決めなければならないことが、いろいろと・・・

哲男 父:哲男(47歳) 管理職
ホームページ初心者
ミキ 娘:ミキ(19歳) 大学生
インターネット研究会 会長



哲男 「ところで、ホームページビルダーは、どこで買えるんだ?」

ミキ 「パソコンショップとか。インターネットでも買えるわよ。」

※こちらから購入できます ⇒

哲男 「じゃあ、さっそく注文を・・・」

ミキ 「その前に、ホームページのコンセプトは決めたの?」

哲男 「コンセプト?」



やまと先生のワンポイント・アドバイス
ホームページビルダーを買う前に、やっておかなければならないこと、
それは、「コンセプトの決定」です。

例えば、家を建てるときに、いきなり大工さんは呼ばないですよね?

・どんな家に住みたいのか?
・立地は? 広さは? 間取りは?
・和風? 洋風? 庭は? ベランダは?

つまり、家を建てる前に、設計図が必要なのと同じように、
ホームページにも設計図が必要なのです。

ホームページビルダーは大工さんですから、「製造」は得意です。
しかし、「設計」は、あなた自身がやらなければなりません。




ミキ 「お父さんは、どんなホームページを作りたいんだっけ?」

哲男 「そうだな、写真を掲載するホームページかな。」

ミキ 「誰に見てもらいたいの?」

哲男 「・・・。」

ミキ 「どんな種類の写真を掲載するの?」

哲男 「・・・・・。」

ミキ 「ホームページのタイトルは?」

哲男 「・・・・・・・。」


ミキ 「何枚ぐらい掲載するの? レイアウトは? 画像サイズは? サーバー容量は?」

哲男 「・・・そんなにいっぺんに言われてもなぁ。」


ミキ 「そういうことを、ちゃんと決めておかないと、
いざ、ホームページビルダーを買ってきても、
何も作れないのよ。」

哲男 「でも、そんなの、作りながら考えればいいんじゃないか?」

ミキ 「どんな料理を作るかも決めずに、包丁とまな板だけ買ってきて、
料理が作れると思う?」

哲男 「ホームページビルダーは、包丁なのか?」

ミキ 「そうね。その包丁を使って、どんなホームページを作るかは、
お父さんが自分で考えるしか無いのよ。」



やまと先生のワンポイント・アドバイス
どんなホームページを作りたいのか? そのコンセプトを
事前にしっかり決めてから作り始めないと、
後で必ず、面倒なことになります。

例えば、ホームページのタイトル。
仮に、何も考えず、適当に「哲男のホームページ」なんて
いう名前を付けたとします。

その状態で、ホームページを作り始めて、
どんどんページ数が増えてくる。
そして、一週間後、全10ページのHTMLファイルが
完成しました。

しかし、その後で、
「やっぱりタイトルを『自然の風景写真館』に変えたい」
と思ったら、どうなるか?

せっかく作った、10ページすべてのタイトルを、
また変更しなければならないのです。

もし、タイトルを事前にしっかり検討して決めておけば、
このような二度手間は発生しないですよね。

背景色、文字の大きさ、レイアウトなど、
デザインの統一についても、同じ事が言えます。

「後で変更すること」の手間は、予想以上に膨大なものです。
ですから、効率良くホームページを完成させるためには、
「事前にしっかり設計しておくこと」が大切なのです。



ミキ 「例えば、もしお父さんが、50人分の幕の内弁当を作るとしたら、
どんなおかずを入れるか? どんな配置にするか? を事前に考えてから作り始めるでしょ?」

哲男 「そうだな。おかずの内容によって、詰め方も変わってくるからな。」

ミキ 「もし、50人分、全部作り終えた後で、
『やっぱり焼き魚はサバじゃなくてシャケに変更』
なんて言われたら、どうするかしら?」

哲男 「全部、詰め替え直しだな。おかずも無駄になる。」

ミキ 「でしょ? ホームページでも同じ。
全50ページのHTMLファイルが完成した後で、
『やっぱり背景色は青じゃなくて白に変更』とか
『すべてのページに、新しいロゴマークを入れたい』
とか言われたら、どうする?」

哲男 「全ページ、作り直しだな。」

ミキ 「ホームページを作りながら考えている人は、
その場の思いつきでデザインやレイアウトを決めてしまうから、
必ず後で変更したくなるの。内容にも統一性が無くなってしまうわ。」

哲男 「だから、作り始める前に、しっかりコンセプトを決めておかなければならないのか。」

ミキ 「そういうこと。それが『設計』なの。」



やまと先生のワンポイント・アドバイス
ホームページの設計で大切なポイントを、以下にまとめておきます。

1.ホームページの目的
→ 誰に? どのような情報を? 提供したいのか?

2.訪問者のメリット
→ そのホームページにアクセスすると、どんなメリットがあるのか?

3.ホームページのタイトル
→ 必要に応じて、サブタイトルも付ける。ドメイン名も考慮。

4.トップページのレイアウト
→ ロゴマークの位置、大きさ、画像と文字の配置、バランスなど。

5.サイト全体のデザイン統一性
→ 背景色、中心になるカラー、配色、文字のサイズ、ヘッダー、フッターなど。



哲男 「ところで、設計図って、どうやって書けばいいんだ?」

ミキ 「紙に手書きでもいいし、私はエクセル(Excel)を使ってるわ。」

哲男 「エクセル?」

ミキ 「そうよ。例えば、こんな感じ。」


↓エクセルで作った設計図の例



哲男 「へぇ〜、エクセルには、こういう使い方もあるのか。」

ミキ 「エクセルだと、テキストボックスの配置が自由に変更できるし、
シートを何枚もコピーして、色だけ変えて、雰囲気を見比べてみたり、
いろいろ便利なの。」

哲男 「なるほどな。エクセルなら、俺のパソコンにも標準でインストール
されているから、すぐに使えるな。」



こうして哲男は、事前にコンセプトを決めておくことの重要性を理解し、
エクセルを使って、早速、自分のホームページの設計図を
作り始めるのでした。

第5話(完)


今日のポイント : まずはコンセプトを決めて、設計図を書いてみよう。


続き → 第6話 : 現在執筆中ですので、お楽しみに!!




ミキ 番外編!
ミキちゃんの
ひそひそ話し
      「人に聞く前に、ちゃんと最後まで見てよねっ!!」

水曜日の夜、22時。ミキの自宅に、ヒロコが電話をかけてきた。
通話料を気にして、自宅で携帯は使わないという点は、さすがにぬかりない。

ミキ 「もしもし、あっ、ヒロコ。どうしたのよ?」

ヒロコ 「それがさぁ、ファイル転送が上手くいかないのよ。」

ミキ 「えっ? ちゃんとあのビデオ、最後まで見たの?」

ヒロコ 「途中までは見たんだけど・・・忙しくってさぁ。」

ミキ 「もう! 人に聞く前に、ちゃんと最後まで見てよねっ!!」

ヒロコ 「でもさぁ、人に教えてもらったほうが楽じゃん。」

ミキ 「ビデオなんだから、本読むよりは簡単でしょ?」

ヒロコ 「そうだけどさぁ、お母さんが『冬のソナタ』のビデオ見るからって、私があのビデオばっかり見てると怒るのよ。」

ミキ 「デッキごと買えば? テレビは自分の部屋にあるんでしょ?」

ヒロコ 「やだぁ〜、置く場所無いし。」

ミキ 「じゃあ、最後の手段ね。」

ヒロコ 「何が?」

ミキ 「私が家庭教師になって、直接指導してあげる。」

ヒロコ 「えーっ、ホントに!? さすがミキ、やっぱり私たち、親友よね。」

ミキ 「有料だけどね。」

ヒロコ 「・・・・・。」

    ( ※このビデオの全貌を知りたい人は、→ ここをクリック


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