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13. アクセスカウントは裏でやれ! |
あなたは○○人目の訪問者です。 って、だから何なの? 最近はだいぶ減ってきたが、 いまだに個人サイトでは 「あなたは○○人目のお客様です」 のような表示を目にすることがある。 1997年頃、現在ほど個人サイトが横行していなかった時期には、 「アクセスカウンターは必ず付けよう!」 というようなことが一般に言われていたが、 もうそれも過去の話し。 なぜなら、その当時はまだ、現在と比べて、 「アクセス解析ツール」が一般化していなかったからだ。 現在は、ホスティングサービス(レンタルサーバー) とセットで、アクセス解析サービスが無料で付いてくるケースが多い。 それは、単なるカウント集計だけでなく、 曜日別、時間別のグラフ化機能、リンク元URL記録機能 なども備えている。 つまり、 訪問者がどのサイトを経由して、 自分のページまで辿り着いたのか? が分かるようになっているのだ。 これはとても大切な情報である。 よく、飲食店や販売店のお客様アンケートに 「このお店の存在を、どこでお知りになりましたか?」 という質問を見かけるが、それと同じ考え方だ。 このように「アクセスを解析する」という作業は、面倒だがとても大切だ。 バナー広告やメルマガ宣伝などに投資した後で、 その効果を測定するのには欠かせない作業だ。 つまり、アクセスカウンターだけでは、 単なる「アクセス数」しか集計できないし、 トップページに設置している場合は、 トップページへのアクセス数しか測定できない。 本来のアクセス解析の目的としては、 ・ サイト内のどのページが最も多く見られているのか? ・ どのサイトや検索エンジンを経由してきたのか? ・ 曜日別、時間別での変化はどうなっているのか? ・ 広告を出す前と出した後で、訪問者数はどう変化したか? などの情報を総合的に判断して、 今後の方針決定や宣伝活動に役立てるということがある。 だから、トップページにだけアクセスカウンターを設置しても、 それは「アクセス解析」としては意味が無い。 もちろん優良企業のサイトは、そのことを理解しているから、 トップページにアクセスカウンターなど付けていない。 余計なcgiを起動することによって、表示までの時間が遅くなるだけだ。 そのことは、Yahoo!やマイクロソフトのトップページを見れば分かるだろう。 アクセス解析とは、カウント数の合計値を訪問者に見せることではない。 では、なぜ個人サイトのオーナーは、 アクセスカウンターを付けたがるのか? その理由は単純だ。 アクセスカウンターを付けて、その数値を増やしていけば、 沢山の訪問者からアクセスされているサイトのように見えるので、 「おっ!このサイトはアクセス数が多いぞ! 人気がある面白いサイトなのかな?」 と思われるかもしれない! という甘い期待があるからだ。 でもそれは、無駄な背伸びと言ってもいいだろう。 実際、アクセスカウンターの数値は、 管理者が好きなように勝手に書き換えることができる。 つまり数字なんて、いくらでもでっち上げることができるのだ。 もちろん、自分で毎日何十回もクリックするという地道な方法もある。 たまに、個人サイトで数百万カウントも表示しているサイトを見かけるが、 「おいおい!ホントかよ!?やりずぎじゃねぇ?」 と突っ込みたくなってしまう。 内容を見れば、ある程度のアクセス数は推測できる。 嘘はすぐバレるのだ。 しかも、「いつオープンしたサイトなんだよ?」 という疑問もある。 1年間で1万アクセスのサイトと、 5年間で2万アクセスのサイトとでは、 前者のほうが優れている。 だから、そのサイトの人気度は、一概に 総アクセス数だけでは判断できないのである。 このように、トップページのアクセスカウンターは 単なる自己満足である場合が多い。 「付けないとビジュアル(見た目)的に寂しい」というならば、 もっと他の部分(コンテンツの内容やデザイン)で勝負すべきだろう。 掲示板でも言えることだが「とりあえず付けておこう」 というレベルではダメだ。無駄なものを付ければ付けるほど、 そのページは重くなってしまう。 あなたが本気でアクセス解析をしたいのならば、 必ずアクセス解析サービスを導入することを奨める。 サーバーを借りれば無料で付いてくるサービスもあるし、 有料や広告付き無料でやってくれる業者もある。 たとえ個人のサイトであろうとも、 本気でアクセス数を増やしたいと考えているのなら、 仮説と検証の繰り返しは必須だ。 「この広告を出せば、これぐらいのアクセスが増えるだろう」 という予測をもとに仮説を立て、それを実施して、 アクセス数の増加を測定し、検証する。 無駄な広告を出して金をドブに捨てない為にも、 緻密なアクセス解析作業は欠かせない。 成功のポイント : アクセスはカウントするものではない。解析するものである。 続き → 14. ブラウザ表示時間の短縮を心がけよ! |
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