09. まぐまぐスタートダッシュで、お金を使うべきか? |
できれば、お金を使いたくない気持ちは分かるが・・・ まぐまぐから発行することを前提とした場合、新規発行申請から 新着ランキング集計までのスタートダッシュ時に、いかに多くの読者を 獲得するか? が勝負になることは、もはや、メルマガ業界の常識に なりつつある。 スタートダッシュという言葉を始めて聞く人のために、 簡単にその仕組みを説明しておくと、次のようになる。 1.メルマガを新規発行申請し、承認されると、読者(アドレス)を 実際に登録できる状態になる。 2.承認日から19日後に、「どのメルマガが、どれぐらいの読者数(アドレス) を獲得したか?」が、まぐまぐ側で集計され、ランキングとして発表される。 3.ランキングで上位10位以内に入ると、「ウィークリーまぐまぐ」という、 数百万人が読んでいるメルマガに掲載されるので、そこで、 宣伝効果が高まり、さらに読者数が増える。 4.上位1位から3位までは、説明文(コメント)付きで掲載されるので、 4位以下のメルマガよりも、多くの読者を獲得できるチャンスがある。 5.さらに、各カテゴリ(ビジネス、ライフスタイル、コミュニティ)で1位を 取ると、ウィークリーまぐまぐの総合版(最も読者数が多い)にも掲載される ので、さらに、読者獲得のチャンスが増える。 以上のような仕組みになっているため、 メルマガ新規発行者の誰もが、新着ランキングの上位を 目指して、ウィークリーまぐまぐに掲載されることを 目標とし、読者獲得に全エネルギーを費やすのである。 では、発行申請後、どのようにして、読者数を増やせばいいのか? 現在、主流になっている方法は、以下の3つ。 1.事前にアドレスを集めておき、一括登録する。 2.ビッグメルマガの発行者に、相互紹介を依頼する。 3.有料広告を一定期間に集中させる。 では、各手法について、詳細を解説していく。 ---------------------------------------------- 1.事前にアドレスを集めておき、一括登録する。 ---------------------------------------------- メールアドレスを収集できるシステムは、「まぐまぐ」だけではない。 外部の有料システムを使えば、自サイト経由で、 アドレスを収集する仕組みは、簡単に作れるし、 技術と知識があれば、ひと儲けドットコムの無料メール会員 システムのように、自前で構築することも可能だ。 もちろん、サイト自体に、集客力が無ければならない。 つまり、ある程度のアクセス数を稼ぐことが出来るまで まずは、自分のサイトを育てておく必要がある。 そうやって、独自にアドレスを収集しておき、 データベース化しておく。 その後、大量に集まったメールアドレスを、 まぐまぐに一括登録するのである。 まぐまぐへの一括登録は、発行者ログイン画面から、 自分で手作業で実施することもできるし、 数千レベルの大規模なデータになれば、 まぐまぐに一括登録依頼を出すことも可能である。 注意しなければならないのは、事前にアドレスユーザーに対して、 「まぐまぐに登録してもよいか?」という許可を得ておくことである。 これをやらずに、勝手に登録してしまうと、まぐまぐの規約にも 違反することになるし、何より、せっかくアドレスを登録してくれた ユーザーの期待を、裏切ることになる。 よく使われるケースとしては、 「今までは自前のシステムで配信していましたが、 システム維持費削減のため、今後は、まぐまぐの システムで配信します。よって、現行システムに 登録されているアドレスは、○月○日付けで、 一斉に、まぐまぐに登録されます。 登録を希望されない場合は、現行システムから 解除をお願いします。解除はこちら → 」 というような使い方だ。 これならば、読者からクレームが来ることは ほとんど無いだろう。 もちろん、多少の解除は覚悟する必要がある。 しかし、それほど大ダメージにはならないはずだ。 仮に、現行のシステムで、5000人規模のアドレス を獲得していた場合、それを「まぐまぐ」に移行し、 4500人に減ったところで、ランキング1位を 獲得できることは、ほぼ確実である。 なぜなら、獲得アドレス数ゼロから始める新規発行者から すれば、既に5000人規模のアドレスを、最初から持っている 発行者には、どうやっても勝てないからである。 その後、どうなるか? 4500人で見事、新着ランキング1位を取り、 ウィークリーまぐまぐに掲載される。 すると、それを見た読者が、また登録するので、 結果として、1000人から2000人規模の 読者が、一気に増えるのである。 だから、確実に1位を取りたければ、 事前にアドレスを自力で集めておくというのが 最も確実な方法である。 懸賞サイトなどを使って有料宣伝し、強引に集めるという手法もある。 実際に企業系、大手ネットショップ系のサイトでは、 この手法を使って、タイミングを見計らい、 一気にまぐまぐ新着1位を獲得するという戦略も、 もはや、常識になりつつある。 もちろん、事前に自力でアドレスを獲得するには、 サイト構築やシステム運用、宣伝費も含めて、 それなりのコストがかかっている。 だから、個人でそれをやるには、 かなりの労力が必要になるだろうが、 もし文章力に自身があるのなら、 お金をかけなくても、サイトの内容だけで、 多くのアクセス数を稼ぐという芸当も、夢ではない。 --------------------------------------------------- 2.ビッグメルマガの発行者に、相互紹介を依頼する。 --------------------------------------------------- 多くの人が、疑問に思うこと。それは、 「創刊前の弱小メルマガが、読者数万人規模のビッグな メルマガに掲載してもらえるはずがない」 という思い込み。 確かに、全く面識も無く、なんのつながりも無い相手だと、 そう簡単には、相互紹介を承諾してもらえないのが現実である。 ただし「事前に仲良くなっておく」という手法を使えば、 かなり高い確率で、相互紹介を承諾してくれるはずだ。 ここで言う「事前に仲良くなっておく」には、 ・直接会って友達になる という意味だけではなく、ネット上で仲良くなるという意味、 つまり、ある意味では「メル友」的な意味合いも含まれる。 例えば、相互紹介のメールを出す時に 「はじめまして。相互紹介をお願いします。」 では、なかなか厳しいものがある。 だから、相互紹介のメールを出す前に、 数回、感想メールを送っておくとか、 「前フリ」を、きちんとやっておくのである。 当然ながら、そのメルマガをきちんと読み、 内容にマッチした感想を送らなければならない。 つまり、相互紹介依頼が失敗する原因は 「始めて送ったメールで、いきなり相互紹介をしようとすること」 にあるのだ。 メルマガ発行者も人間である。 いきなり初めての相手からの頼まれごとより、 「何度かメールをやり取りして、少しでも相手のことを知っている」 人からの頼まれごとのほうが、正直、断り難い。 これは、メルマガに限らず、人間関係の常識である。 だから、もしあなたが、これからメルマガを 発行しようと思っているならば、発行申請予定の 3ヶ月前あるいは、6ヶ月前ぐらいから、 ビッグメルマガの発行者に、感想メールを送り始めるのだ。 具体的には、次のような流れになる。 1回目:はじめまして。いつも楽しく拝読しています。 ○月○日号の内容には、特に共感しました。 これからも楽しみに愛読させていただきます。 頑張って下さい。 2回目:こんにちは。いつも楽しみにしています。本日配信された 号の内容には、とても元気付けられました。私もいつか、自分でも メルマガを発行したいと思っています。でも、なかなかアイデア が出ません。書き方とか、これからも参考にさせていただきます。 ※もし返事が来た場合は、その内容を踏まえて。 3回目:お返事ありがとうございます。とても嬉しいです。 私もメルマガを発行しようと思っているのですが、 いくつか案があり、どのテーマにしようか、迷っています。 もう少し、考えてみようと思います。 4回目:こんにちは。いつも元気付けられています。ありがとう ございます。私も、○月○日に、メルマガを新規発行することに なりました。頑張ります。 5回目:いつも楽しみにしています。今日はお願いがあります。 私の新創刊メルマガと、相互紹介してもらえないでしょうか? このように、複数回メールをやりとりした経験のある 相手から、相互紹介の依頼が来た場合、よほどの事が無い限り、 断れないのが現実である。 ※ただし、メルマガの内容やジャンルが、あまりにもかけ離れている 場合は、断られるケースもある。例えば、風俗系のメルマガは、 どんなに頑張っても、ビジネス系では宣伝してもらえないだろう。 メルマガ発行者も、読者から感想メールが届けば 嬉しいと思うのは当然だし、自分のメルマガを熱心に 読んでくれている読者が、これからメルマガを立ち上げようと しているならば、ぜひ応援したくなる。 逆に言えば、最も失礼なのは、 初めてで、いきなりメールを送ってきて、 きちんと感想も書かずに、相互紹介を依頼してくるケース。 実際に、私のところにも、このような失礼な依頼が数多く届く。 お互い、最低限のマナーだけには、気を配りたいものである。 なお、 「メールのやり取りなんて面倒くさいし、 そんな事をやっている暇は無い」 という方には、次の「お金を使う」という方法をお奨めする。 自分の時間と労力を使うのが嫌ならば、お金を使うしかない。 ---------------------------------------- 3.有料広告を一定期間に集中させる。 ---------------------------------------- 数万人規模のビッグメルマガの多くは、 有料広告の掲載を受け付けている。 相場は、1読者 = 1円 つまり、読者数3万人のメルマガなら、広告料金3万円になる。 お金を払うわけだから、確実に掲載してもらえるし、 それなりのリターンも期待していいだろう。 コツは、同時期に、複数のメルマガに、一斉に広告を 掲載することである。理由は以下の2つ。 理由1. 一人で複数のメルマガを読んでいる読者に効果的。 メルマガ読者は、平均すると、1人最低でも10誌〜20誌の メルマガを購読していると言われている。 多い人になると、30〜50誌にもなるだろう。 同時期に、複数のメルマガに、同じ広告を載せると、 「この広告、さっき読んだメルマガにも載っていた」 と思うので、単発で載せるよりも効果的なのである。 これは一般に、ザイオンス効果とか、セグメント効果などと 言われている。 理由2.まぐまぐの「増加率ランキング」に掲載されるから。 あるメルマガの読者数が、前週と比較して、どの程度増えたか? というランキングが、まぐまぐには存在する。 そして当然、ランキング上位に食い込めば、 そのランキングを見た人が登録するので、 さらに読者数の増加が見込める。 ということは、一週間の間で、急激に読者数を増やすことが 出来れば、増加率ランキングの上位に食い込めるという 計算になる。 有料広告を使うことの、最大のメリットは 「掲載日を指定できる」という点である。 つまり、お金を払って広告を打つのだから、 何月何日に載せるか? を緻密に計算し、戦略的に 広告掲載日を設定できるのである。 相互紹介の場合は、あくまでも任意の紹介なので、 掲載日を指定することは難しいし、相手の都合も 考えなければならない。つまり、掲載日を強制できないのである。 このように、せっかくお金をかけて有料広告を打つ場合、 その効果を最大限に発揮させるために、掲載媒体の性質は もちろんのこと、その掲載タイミングについても、 計画的かつ戦略的に、実施しなければならない。 以上、メルマガ新規発行申請時のスタートダッシュ攻略法 について、簡単に解説したが、要するに ・自分の時間と労力を使うか? または ・お金を使うか? の、どちらかしか無いのである。 ビッグメルマガの発行者と仲良くなろうと思ったら、 ・感想メールを定期的に送る ・発行者が主催するセミナーや勉強会に参加する ・発行者が出版している本を買って、その感想メールを書く など、それなりの時間と労力が必要になる。 人脈を構築するにも、それなりのコストがかかることを 前提とするならば、「人脈は財産」とも言えるだろう。 一方、お金を使おうと思ったら、資金力があるほうが 圧倒的に有利だが、問題は、 その投資金額を、 後で回収できる見込みがあるのか? である。 メルマガで集めた読者から、 どのように利益を上げていくのか? その仕組み、ビジネスモデルを、事前にしっかりと 計画しておかなければ、スタートダッシュ時の投資金額が、 すべて無駄になってしまうという危険性もある。 そして、もっと重要なのは、 「そのメルマガを、本当に、 ずっと書き続けることができるか?」 である。 莫大な時間と労力、資金を投資して、スタートダッシュ時に、 せっかく大量の読者数を集めても、あなた自身が、 メルマガを書き続けるだけの実力を持っていなければ、 全く意味が無い。 だからこそ、長期的な視点で考えなければならないのだ。 ・メルマガを書きつづけることができるのか? ・スタートダッシュ時の投資金額を回収できる見込みがあるのか? ・将来的には、そのメルマガを、どこまで育て、発展させたいのか? メルマガの発行申請は、誰でも簡単にできる。 しかし、それを長く続けて、かつ、利益を生み出せるまでに 成長させることができるかどうか? は、すべて、 事前準備と緻密さと、あなた自身の執筆能力にかかっている。 メルマガ発行をビジネスとして考え、緻密な計算に基づいて 実行すれば、あなたが成功する確率は、ぐっと高くなる。 なぜなら、ほとんどのメルマガ発行者は、 そこまで深く計画的に考えずに発行しているからだ。 だから、深く考え抜いたものだけが成功できるのである。 成功のポイント : メルマガ発行は投資であり、ギャンブルである。 続き → 現在執筆中ですので、お楽しみに! ※記事が完成したら、ひと儲けドットコムの無料メール会員様には、 優先的にお知らせしています。 アドレス登録は簡単 → メール会員登録(無料) (いつでも解除できます) |
メール会員登録(無料) ひと儲けドットコムの更新情報を無料でお知らせしています。いつでも解除できます。 |
ホーム > メルマガ発行の極意 > このページのトップへ
Copyright (C) 2004 ひと儲けドットコム All Rights Reserved. お問合わせ | サイトマップ