03. すべては「気付く」ことから始まる |
『変わらなきゃ!』 どっかで聞いたフレーズだ。他にも、 『人は変われる』 だっけ? 確かに「変われる」ことは凄いことだ。素晴らしいことだ。 恐竜はなぜ絶滅したのか? 『環境の変化に適応できなかったからでしょ!』 って? 確かにそのとおり。 結局、生き残ったのは、 「強い者」でも「賢い者」でも無く、 「変化できた者」だった。 じゃあ、あなたもこれからの不況時代を生き残る為に、 「変わらなければならない」のか? もしあなたが、どっかの占い師か誰かに、 「そうです!あなたも今すぐ変わらなければいけないのです!」 とか言われて、 『よし!何か新しいことを勉強しよう!』 とか、 『思い切って転職してみるか!』 とか考え出したら、それは破滅への第一歩である。 脅しではない。マジでヤバイ方向に進もうとしている。 なぜならば、それは 「変わること自体を目的にして行動している」 からだ。 『何の為に、それを勉強する必要があるのか?』 『何をやる為に転職するのか?』 という、本来の目的を見失ってはならない。 目的を見失うと、人は必ず挫折する。 勉強や転職は手段であり、目的ではない。 だから、 「とりあえず今の自分を変えたいんだ!」は論外。最悪である。 一見カッコよく見えるが、現実は何も変わらない。 何かを勉強するのも、 仕事を変えようとするのも、結局は、 生き残る為 である。 だったら、 「変わらなくても今のままで生き残る方法」を考えた方が、 よほど低リスクで効率的ではないだろうか? 変わるのには勇気がいるし、時間もお金もかかる。 なぜあなたは、自らリスクを背負いたがるのか? 「危険を省みず」という姿勢は、とてもカッコよく見えるが、 幻想はテレビドラマの中だけにしておいたほうが無難だ。 つまり「変わる」ということを安直に考えると、 ・ 見た目を変える(髪型・ファッションなどを変える) ・ 仕事を変える(肩書き、地位、名声などを変える) ・ スキルを変える(英語が話せるようになる、など) というように、 「誰が見ても『あなた変わったね!』と分かる」ような「変わり方」を 思い描いてしまう。 しかし、「変わる」ことの本質は、もっと深いところにある。 それを非常に端的に表現するならば、 ・ 考え方を「変える」 ・ 視点を「変える」 ・ 脳の使い方を「変える」 ということになる。 そして何より重要なのは、早くそのことに「気付く」ことなのだ。 「気付く」ことは、年齢・学歴・職歴・経済力には無関係である。 だから「早く気付いた者勝ち!」である。 と言うことは、出来るだけ若いうちに「気付いた」人のほうが、 その後の人生を有利に進めることができる。 知識も経験も少ないはずなのに、 若くして成功したベンチャー社長がいるのはなぜか? あなたより年下なのに、 あなたの10倍の年収を稼いでいる奴がいるのはなぜか? あなたも早く「気付か」なければならない。 この世に「才能の違い」なんてものは存在しない。 あるのは「早く気付く」か「永遠に気付かない」かの違いだけだ。 もしあなたが、 『そんなことはお前に言われなくても分かっている!』 と思うのなら、もうあなたは「気付いている」かもしれないから、 この先の記事は読まなくていい。 もしあなたが、 『そんな抽象的な言われ方じゃ分かんねーよ!具体的に言え!』 と思うのなら、この先もしっかり読んで欲しい。 そして早く「気付いてほしい」し、または、 「気付くためのきっかけ」を作ってほしい。 では、どうすれば「気付く」ことが出来るのか? について、具体的に説明していく。 先ほど挙げた3つのポイント ・ 考え方を「変える」 ・ 視点を「変える」 ・ 脳の使い方を「変える」 に基づいて話を進めていこう。 -------------------------------- ■考え方を「変える」とは? -------------------------------- 冒頭で「恐竜はなぜ絶滅したのか?」という例を出したが、 これまで生物は、自分の体形や外観を変えることで生き残ってきた。 象は鼻を長くし、キリンは首を長くした。鳥は羽を持った。 でも、脳が進化する過程で、生物は「気付いた」のだ。 ・ 鼻を長くするより、ゴムホースを作った方が早い。 ・ 首を長くするより、高枝切りバサミを作った方が早い。 ・ 羽を持つより、飛行機を作った方が早い。 つまり「生き残る」という目的のために、 「自分の体形を変える」という考え方から、 「道具を使う」という考え方に変えたのだ。 これが「考え方を変える」ということ。 だから、それから先の「進化」とは、 「考え方の進化」つまり「脳の進化」であり、 「外観や体形を変える進化」は必要無いことに気付く。 サルとチンパンジーの外見はさほど変わらないが、 その脳の違いは誰でも知っている。 人間にも同じことが言える。 人類が誕生してから、人間の脳は進化を続けてきた。 「脳の進化」は目に見えるものではない。 あなたが友達に 『俺の脳は去年より進化したぜ!』と言っても、 相手にされないか、馬鹿にされるだけだ。 だから「脳の進化」を「製品」という「目に見える形」で表現してきた。 新技術や斬新なアイデアが、あらゆる製品を生み出し、 車を作り、電車を作り、道路、マンション・・・ そして人間は、自分を取り巻く環境を変えてきた。 都市整備、区画整理、新幹線開通・・・ だから「環境が変われば、自分も変われる」と錯覚してしまう。 潜在的に誤解してしまうのだ。 そして、 『仕事が変われば自分の人生が変わる!』とか、 安直な答えに結論付けてしまうのがオチだ。 しかし、本当に変えるべきなのは、あなたの仕事や職場環境ではない。 その前に、まず最初に「あなた自身の考え方」を変えるべきなのだ。 成功のポイント : 仕事を変える前に、まず「考え方を変える」べき。 さて、過去の歴史における生物の「気付きの連鎖」を整理すると、 第一の気付き.池の水を飲む為に、鼻を長くすればいいことに気付いた象 第二の気付き.鼻を長くするより、ゴムホースで飲んだ方が早いことに気付いた人類 第三の気付き.池の水をゴムホースで飲むより、水道を整備したほうが楽だと気付いた現代人 ということになる。 そして今、次の「第四の気付き」こそが、 これからあなたが早く「気付かなければならない」気付きなのだ。 では、その「第四の気付き」とは何なのか? 続きは次回に。 続き → 04. 「視点」を変えれば人生が変わる! |
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