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 04.  何も知らない奴はボッタクられる!


あなたが自分でWebサイトを作る場合も、
外部に委託しようとしている場合も、
まずは自分が置かれている立場や環境を分析することから始まる。

分析の観点だが、
1.知識
2.時間
3.お金
の3つの観点からやってみるとよい。




■1.知識

これからIまたはTのすべての知識を習得するには、
かなりの労力が必要であることは言うまでも無い。

特にあなたがIの専門家の場合、今さら
Tを勉強したくない
気持ちも分かる。

その場合、外部委託を考えると思うが、それでも
「外部委託するために必要最小限のT」
を知っておかなければならない。

でなければサイト制作会社の思うように操られて
ぼったくられるだけだ。


と言っても、
「HTMLタグの意味を1つ1つ理解しろ」
と言っているのではない。

端的に言うと
「最適な制作会社を選ぶための知識」
と考えればよい。

具体的には、

・HTMLとは何か?
・Webサーバーとは何か?
・ホームページの更新方法は?
・スタイルシートは何のために使うか?
・CGIはなぜ必要なのか?


ぐらいについては、
大まかに説明できる程度にはなっておきたい。

しかし、
自分でCGIプログラムを作ったり、
Webサーバーを構築したりする必要は無い。


まずはその言葉の意味と、
「なぜそれが必要なのか?」
「その技術を使えば、どんなうれしいことが起こるのか?」
を理解することから始めよう。




では逆に、
あなたがTの専門家なら、
これから何を学べばよいのか?

まずは本屋に行って、

経済学やマーケティング理論、
心理学、営業マンのための本など


を読むといい。
いわゆる「ビジネス書」と呼ばれるジャンルの本だ。

独学が面倒なら、
専門のコンサルタントを呼んで指導してもらったり、
各種セミナーに参加する方法もある。

ここで大切なのは
「考え方を学ぶ」
ということだ。

1つの商品や出来事を、
別の観点で見たり考えたりするという手法だ。

そこから新しいアイデアや、
それまで思いつかなかったような提案
打ち出せるようになる。

そして、テレビや映画、雑誌などから流行を学んだり
面白いキャッチコピーなどを探す目を持つことも大切だ。


例えば、あなたがWebショップで古着ジーンズを売りたいとする。
商品画像の横に、どんなメッセージを添えればよいか?

タイプA.
『古着ジーンズを扱っています。お買い得です。
値段も安いですので、ぜひ買って下さいね!』


タイプB.
『ジーンズを愛し、そのすべてを知り尽くした店長の
こだわりで仕入れた幻の一品、マニア必見!(限定1着)』



さて、あなたが客なら、
どちらのメッセージに魅力を感じるだろうか?


このように、同じ商品でも、その伝え方(売り方)次第で、
その印象が大きく変わる。言葉のマジックだ。
このテクニックを身に付けるために、
営業心理学やマーケティング手法を学ぶのだ。




■2.時間

あなたが時間的に余裕のある人間ならば、
IまたはTを独学で勉強することをお勧めする。
なぜならば、

Webサイトは一度立ち上げると
永遠に更新し続けなければならない


という運命だからだ。

Tを外部委託すると、その更新作業も外部委託することになり、
維持費が膨大になる。

だから
「自分で出来るようになる」ことが
最大のコストダウンにつながる。

自分で更新出来るようになれば、
金銭的なメリットだけでなく、
時間的なメリットも得ることができる。

しょせん更新作業なんてFTPするだけなので、
パソコンさえあれば、24時間いつでも、夜中でも、
好きなときに、好きなだけ実施できる。

しかし外部委託の場合、
真夜中や休日は対応してくれないケースが多いだろう。

しかも
「どのページのどこをどんなふうに更新するのか?」
を相手に伝えるという二度手間が発生する。永遠に。

だから「更新手数料」などと称して、
毎月お金を払い続けるよりは、
自分で更新するか、または自社の社員に片手間でやらせたほうが、
よほど効率が良い。バイトでも十分対応できる程度の作業だ。



逆にT側の人間もIを勉強しておかないと、

更新ネタや文言、キャッチコピーなどの文章をどうするか、
何を書こうか、どう書けば分かりやすく伝わるか、
今、何が面白いのか? 何が売れてるのか? 何が流行ってるのか?


などに悩まされて、更新作業に支障をきたすことになる。

継続的に更新するためには「更新ネタ」が欠かせない。
つまり、日常生活において、面白い情報を仕入れる能力が必要なのだ。
それこそがIの分野である。


更新を止めることは、
そのWebサイトの閉店つまり死を意味し、
膨大な開発費がすべて無駄になってしまうのだ。

だから、そのサイトを長く育てて行きたいなら、
早いうちにIもTも習得しておくほうが有利だ。




■3.お金

外部委託には当然お金がかかる

しかし全部自分でやる場合も
「あなた自身の人件費」という意味で、
実は相当なお金がかかっていることに気づかなければならない。

もしあなたが会社経営者などの重要な役職で、
本業に専念するほうがよほど利益を生み出せるのなら、
HTMLの勉強などしている場合ではない

それに対して、まだ学生で仕事も無く
バイト程度の稼ぎしか無い場合は、
たとえ起業(ビジネスオーナーになること)を考えていても、
まずは自分で勉強してみるべきだろう。


Webサイトは作った後も、
保守や更新、顧客対応などで膨大な時間がかかるものだ。

だから、
すべての時間を人件費に換算して考える癖
をつけておくことをお勧めする。


次に、サーバ管理の問題だが、
すでに自社サーバとその管理部門を持っているなら問題無い。

しかし、これから導入する場合は、
自社で持つか、レンタルサーバー(ホスティング)を利用するか
大きく悩まされることになる。

目安として、個人、SOHOまたは中小企業の場合は、
レンタルサーバーを利用することを勧める。
物理的な構築費用や保守の面でコスト的に有利だからだ。


それと、予算が少ないからと言って、
「魅力的なサイトが作れない」と諦めてはいけない。

事実、
大手企業やメーカーが莫大な開発費をかけて作ったサイトも、
採算が取れずに潰れていくケース
(これらの例では、サイト制作会社だけがオイシイ思いをしたに違いない)

もあるし、
費用ゼロ円の個人サイトが大ブレイクしている例もある。
アイデア次第だということを忘れずに。

これらの観点から見ても、
あなたが置かれている環境や状況、予算などによって、

・ 全部自分でやる
・ 全部外部委託する
・ 一部外部委託する(制作は委託し、更新は自分で)

など、いろんな選択肢が出てくる。

それを検討するだけでも大変な作業だが、だからと言って
「とりあえずWeb制作会社を呼ぼう」とか「コンサルタントにお願いしよう」
という安直な答えには走らないでほしい。


一般に、Web制作会社やITコンサルタントは、
IかTかという分類では、T側に詳しい人間が多い。
なので、クライアント側もある程度Tの知識を持たなければ、
コンサルタントに言いくるめられる可能性が高いからだ。

「制作費は1ページあたり1万円ですから、
合計20ページで20万円になります」


と言われたら、あなたはそれを高いか?安いか?
どう判断する?


もしあなたが自分で作る場合、
1ページつくるのに何時間かかるだろうか?

参考書を買い、パソコンの前にしがみついて、
丸1日使って、やっと1ページ完成。

『朝10時から作り始めて、やっと出来た!
と思ったら、もう夜の10時を過ぎていた・・・』

なんてね。よくあるケースだ。

1ページが1万円として、
1ページ作るのに12時間かかったら、
それは「あなたは時給800円で働いた」のと同じだ。
しかも完成したページはお世辞にも「カッコいい」と言えるか?

でも、一度コツを掴めば、
あとは最初の1ページ目をコピーして、
2ページ目、3ページ目は短時間で作ることができるから、
たくさん作れば、トータルとしては自分で作ったほうが安上がりかもしれない。

つまり

ホームページ制作業者の見積もり金額が妥当かどうか?
は、あなた自身のスキルと比較しなければ判断できない


ということになる。


Web制作会社は、サイトの制作を受注した時点で利益が出るが、
発注者側からすれば、
そのサイトが本当に利益を生み出してくれるという保障は無い。

そのことを理解せずにサイトを持つということは、
いかにリスクが高いかお分かりいただけるだろう。


では、最適な制作会社を選ぶにはどうするか?
答えは1つしかない。

制作会社を相手に技術的な議論ができるだけの
知識を身につけること
だ。

だからI側の人間もTを知らなければならない。
極端な話、Tを知ってしまえば自分で作れるようになるのだ。
そうすれば外部に委託する必要もない。
自社部門を持ち、自分で教育することも可能だ。

逆に、制作側(T側)の人間も、Iの知識を勉強しなければ、
クライアントが本当に求めているものを理解できないので、
受注はおろか、コンペにすら参加できない。
技術だけでなく信頼も大切だという基本を忘れてはならない。


成功のポイント : 自分を知り、知識武装することでリスクを回避せよ!


続き → 05. 現実を知れ!ネットは夢の空間ではない!
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