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07. すべての「工事中」を排除せよ! |
ホームページの「工事中」とは「無駄な背伸び」に過ぎない。 ホームページを見ていると、よく 「工事中」というのを見かける。 個人サイトのみならず、企業や商用サイトでも見かけるのだが、 そこのサイト管理者は、どういう意図で「工事中」を表示しているのか 理解に苦しむ。 わざわざ「工事中」という文字列をGIF画像にしたり、 背景に工事現場風の絵(黄色と黒のしまもようみたいなの)を入れたり、 ヘルメットをかぶった作業員が頭をさげている絵があったりもする。 見る側からすれば、そんなことに凝るぐらいならば、 早く工事を完了すべき(表示すべきページを作れ!)と思うだろう。 クリックして数秒間待たされたあげく、 表示されたページが工事中だったら、騙された気分になる。 まだ見ていない他のページがあったとしても、 「他にも工事中のページがあるかもしれない」 と思えば、もうクリックする気も失せる。 サイト管理者が、まず最初に理解すべき点は、 「ホームページに工事中という状態は存在しない」 ということだ。なぜなら、 「ホームページは永遠に工事中だから」 である。 人間が成長するのと同じように、 ホームページも更新と追加を繰り返して成長する生き物である。 もしあなたに、3歳の息子がいるとして、 「この子は弁護士です。現在『成長中(工事中)』です。(いつかは弁護士になる)」 なんて言ったら、どう思われるか? にもかかわらず、なぜ「工事中」と表示したくなるのか? その理由は、 ・ ページ(リンク)が少ないサイトだと思われたくない。 ・ いずれ作る予定だが、今は忙しいから作れないだけ。 ・ そのリンクを外すとデザイン的に歯抜けになってバランスが悪い。 というような心理が働くからである。 しかし、これらの心理は、作る側(サイト管理者)の勝手な言い分でしかない。 最初からパーフェクトなホームページなど作れないのだから、 背伸びして見栄を張る必要など無い。 訪問者の視点で考えてみよう。 例えば、 リンク1 リンク2 リンク3 リンク4 リンク5 があったとする。 一見すれば「リンクが5つもある充実したサイト」に見えるが、 実はそのうち、リンク3,4,5は「工事中」だとする。 その場合、訪問者に対して 「5つのリンクのうち、3つはハズレです。 さて、どのリンクが当たりでしょうか?」 という、くだらない「くじ引き」をさせてしまうことになる。 だったら、最初から リンク1 リンク2 のように、2つのリンクだけ表示させるほうが、 訪問者にとってはありがたい。 余計なリンクをクリックする必要が無いし、選ぶ(探す)手間も省ける。 訪問者はみんな忙しいということを理解しなければならない。 そして、「リンクが少ないことは短所ではない」と考えよう。 ボタンが多すぎる電子機器やリモコンは、 初心者や老人には使いにくい。 だったら、もっとシンプルに、ボタン数を少なくしたほうが、 扱いやすい製品になるのではないだろうか? でも、それでもどうしても「工事中」と表示させたいのなら、 次のような点を注意すべきである。 ・ クリックする前に、リンク先が「工事中であること」が分かるようにする ・ クリックできないようにする(リンクさせない) ・ どのような工事を行なっているのか?目的は何なのか?を明示する。 ・ 工事が完了する具体的期限はいつなのか?を予告する(○○日にオープン予定です) 少なくとも、ただ一言「工事中」とだけ書かれたページは最悪である。 「だから何なの?」という訪問者の疑問に答えるようにしなければ、 もう二度と訪問してもらえなくなる恐れがある。 成功のポイント : まず「自己満足の工事中を無くす工事」を最優先せよ! 続き → 08. 目的が無い掲示板は閉鎖せよ! |
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