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 02.  メルマガで収益を上げる仕組みを理解する


メルマガで得られる収益は、広告収入だけではない

メルマガを発行し続けるには、
相当な時間とエネルギー、そして何より、
強靭な精神力が必要になる。

それだけの高いモチベーションを保ちつづけるためには、

「なぜ、そこまでして、メルマガを発行しなければならないのか?」

という理由を、自分自身の中で納得、つまり同意していなければならない。

まぐまぐで新規発行申請されたメルマガのうち、
8割は半年以内に消えると言われている。
消えないにしても、数ヶ月間発行せずに放置されるケースも多い。

それぐらい、大変なものだということを、まず理解しておいてほしい。
せっかく新着ランキングで上位ランクインし、数千人の読者を
獲得したメルマガでさえ、半年後には無くなるケースも珍しくない。


さて、それでもメルマガを発行したい!というモチベーションを保つためには、

メルマガを発行すると、どんなメリットがあるのか?

を十分に理解しておかなければならない。

ではまず、メルマガ発行のメリットについて、
金銭的な視点から、次の3つのポイントに整理してみよう。


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●1.広告収入
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メルマガを発行し、読者数(発行部数)を増やせば、
それに見合った広告収入が得られる。

ただし、単に広告収入と言っても、その特性によって、
次の三種類に分類できる。

1−1. クライアントから依頼される有料広告の掲載
1−2. アマゾンアソシエイト
1−3. A8(アフィリエイト)


●1−1. クライアントから依頼される有料広告の掲載
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メルマガを発行していると、特に募集をしていなくても
「有料広告の掲載依頼」が来ることがある。
(積極的に募集すれば、さらに多くの依頼を獲得できる。)


料金は、原則として、メルマガの発行者が自由に決めることが
できる。一般的な相場としては、1読者につき1円程度。

発行部数一万人のメルマガなら、広告掲載料は一万円になる。

掲載する広告は、全角横35文字×7行程度。
ヘッダ(最上部)に載せるか、フッター(最下部)に載せるかで、
料金も異なるのが一般的。

また、一誌全面を広告に使う「号外PR版」という手法もある。
5万人規模のビッグメルマガ 経営戦略考 の森英樹氏が使っている手法だ。
この場合、広告掲載料は、かなり高額になる。

あなた自身が、自分のメルマガへの広告掲載料金を決める時に、
注意しなければならない点としては、

精読率を考慮する

という点がある。
これを考慮して料金を設定しないと、適切な料金が徴収できないのだ。

精読率とは、
「そのメルマガを実際に読んでいるであろう人の割合」
を意味する。

例えば、読者数一万人のメルマガでも、一万人全員が、
そのメルマガを最後まで読んでいるわけではない。
解除するのが面倒だから、受信はするが開封はしないという人も多い。

一般的には、精読率が3割を超えれば、優良なメルマガだと
言われているが、問題は「どうやって読者を集めたか?」による。

力任せに広告を出しまくって、無理矢理集めた読者の場合、
精読率を上げることは難しい。

それに対して「本当に読みたい人だけに登録してもらう」
という方針で集めた読者の場合、精読率は高くなる。


具体的に言えば、私は、
自主配信とまぐまぐの両方でメルマガを発行しているが、
精読率は、明らかに自主配信メルマガのほうが高い。
(精読率は、文中のリンクのクリック率から、だいたい推測できる。)

なぜなら、まぐまぐには、もともと「集客力」があるから、
「とりあえず登録してみる」という読者が多いのだ。
しかも、1人が複数のメルマガを購読しているケースが多いから、
どうしても「斜め読み」になってしまう傾向がある。

しかし、自主配信の場合は、まず自サイトで集客することが
前提となるので、サイトの内容を理解し、共感してくれた人だけが、
登録する
傾向がある。だから、精読率も高くなるのだ。

私自身は、

自主配信で集めたアドレスは、
まぐまぐで集めたアドレスの10倍の価値がある


と認識している。

1つのメールアドレスでも、その収集方法によって、
その「重み」がまったく違うのである。

つまり、同じ読者数でも、精読率が高いという自信があれば、
一般的な相場より、広告料金を高く設定することができるのだから、
単純に、読者の数だけでは、判断できないのだ。



1−2.アマゾンアソシエイト
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メルマガの広告収入として、最も手軽に、
かつ誰でも始められるのが、「アマゾンアソシエイト」である。

よく、メルマガの文章中で、

▼おすすめの本
http://www.xxxxx.xxxxx.xxxxx/xxxxxx/xxxxx

のようなリンクを見かけるだろう。
これが「アマゾンアソシエイト」のリンクである。

アマゾンは、書籍やDVDなどを販売している大手サイトである。

アマゾンで売られている商品を、上記のようなリンクを使って紹介し、
もしその商品が売れたとしたら、その数パーセントが還元される仕組み
になっている。

つまり、商品を紹介して売れたら、紹介手数料が貰えるのだ。

紹介者(メルマガ発行者)は、まずアマゾンのサイトで、
アソシエイト契約登録申請をする。
登録申請は無料で、誰でも出来る。
このとき、手数料の振込先口座等の情報も入力する。

登録が完了すると、アソシエイト用のIDが付与される。
あとは、商品紹介のリンクに、自分のIDを付与すれば、
それがクリックされた時に「誰の紹介でクリックされたのか?」
ということが、アマゾン側で認識される仕組みだ。


アソシエイトのリンクは、メルマガだけでなく、ホームページや
ブログにも設置できる。ホームページの場合は、商品の画像付き
リンクにすることも可能だ。

で、実際の利益はどの程度なのか?
については、結論から言うと
「現実的には、タバコ代程度しか儲からない」
と考えておいた方が無難だ。

例えば、\1,500 の本が一冊売れたとしたら、あなたに入る紹介料は、
30円程度。つまり、100冊売っても、3000円の儲けにしかならない。

そして、100冊も売ろうと思ったら、1万人程度の読者では無理。
5万人、10万人規模のメルマガが必要になる。

だから、アマゾンアソシエイトだけで利益を出すのは、かなり難しいだろう。
そのため、他の広告収入と併用するのが一般的だ。

私も、メルマガでアマゾンアソシエイトを使うことがあるが、
「せっかく本を紹介するのだから、付けないよりはマシ」
程度にしか考えていない。

本当にお奨めの本に出会ったときに、メルマガで紹介したい時がある。
でも、ただ普通に紹介しただけでは、一円も入らない。だったら、
たとえ数十円、数百円でも、アマゾンアソシエイトで紹介すれば、
儲かる可能性があるのだ。

それと、アマゾンアソシエイトを使うと、実際にどれだけ売れたのか?
データとして見ることができるから、紹介した本を買った人が何人いたか?
を知ることができる。つまり、

メルマガの反応率や精読率を計測するための有効なデータ


の1つになる。

なお、あなた自身が、自分でアマゾンから書籍を購入する場合、
当然、自分のアマゾンアソシエイトのリンクを経由して買った方が、
僅かだがお得
だということを忘れずに。




1−3. A8(アフィリエイト)
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前述のアマゾンアソシエイトでは、主に、書籍やDVDなどの商品を
専門に扱っているのだが、それ以外にも、数多くの商品を扱っているのが
A8アフィリエイトである。

「アソシエイト」と「アフィリエイト」は、同義語だと考えてよい。
ようするに、

「この商品を紹介して下さい。売れたら、報酬を差し上げます。」

という考え方に基づき、広告主と紹介者が協力するというものだ。


A8アフィリエイトの特徴は、その商品バリエーションの豊富さにある。
物販はもちろん、レンタルサーバーなどの「新規契約」も商品になっている。

契約一件成立につき、報酬○○円

みたいな内容だ。

商品の内容によっては、報酬も数千円に達することがある。
(もともとの商品価格が数万円の場合)


A8は、取り扱う商品のバリエーションが幅広いので、
自分の得意ジャンルの製品を絞り込まなければならない。

例えば、ビジネス系のメルマガに、化粧品やエステの紹介を
載せても、効果は無いだろう。

商品はカテゴリ別に検索可能だし、新商品が追加されたら、
その情報がメールで送られてくる。

A8は、アマゾンアソシエイトに比べると、扱う商品単価が高いので、
報酬額も、数千円以上を獲得できる商品が多い。





以上、メルマガでの広告収入について、

1. クライアントから依頼される有料広告の掲載
2. アマゾンアソシエイト
3. A8アフィリエイト


の手法を紹介したが、やはり一番儲かるのは、

1. クライアントから依頼される有料広告の掲載

である。それ以外は、小銭しか儲からないのが実情。
なぜなら、2.や3.は、それぞれ、アマゾン側、A8側の
取り分(中間マージン)が発生してしまうからだ。


そして、1. クライアントから依頼される有料広告の掲載
も、時間が経つにつれて、どんどん儲からなくなって来ている傾向がある。
数年前に比べると、広告受注数が減っているのが理由らしい。

その原因としては、

・新規メルマガがどんどん発行され、
既存読者の奪い合いになっている


・読者が広告に対する耐性(免疫)を付けているので、
反応率が落ちている


などがある。
宣伝効果が無くなれば、広告依頼も減少し、収益も下がる。
だから、広告収入で儲けたければ、一日でも早く参入しなければ
間に合わないだろう。

最近は「メルマガ成功法則」系の書籍も、多数市販されているので、
これからも、メルマガを新規発行する人たちが、どんどん増えてくるはずだ。
メルマガ界も、スピード勝負なのである。


成功のポイント : メルマガ広告で稼ぎたければ、急がないと間に合わない。


さて、以上、メルマガの金銭的メリット、広告収入についてお伝えしたが、
メルマガで稼ぐ方法は、これ以外にもある。

例えば、有料メルマガ。

これは、メルマガそのものを有料で配信するという考え方だ。

原則として、メルマガは無料で読めるものであるし、
そもそも、インターネット自体が「無料で情報を得る為のツール」
という考え方が浸透している。

そんな中、どうやって、有料のメルマガを発行し、
かつ、一定数の読者を集め、利益を出していけばよいのだろうか?


続き → 03. 有料メルマガは儲かるのか?
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