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 03.  有料メルマガは儲かるのか?


有料メルマガは儲かるのか?

先に結論を書くと、

一定数の読者数を確保することが出来れば、
有料メルマガは確実に儲かる


といえるだろう。

現在、有料メルマガ発行サイトの最大手「まぐまぐプレミアム」
利用すると、一誌あたりの購読料は、月額500円程度だ。

読者の視点で見れば、
「本当に有益な情報が手に入るのならば
月額500円ぐらい払っても惜しくない」
と思える、
ちょうど良い金額である。

しかも、メールで配信してくれるわけだから、
書店に買いに行く手間も不要だし、
読み終えた後、古雑誌のように、ゴミになることも無い。

仮に、有料メルマガの読者数を2,000名獲得できたとすると、
2,000名 × 500円 が、毎月振り込まれる。月収100万円だ。

もともと原価0円の電子メールが、
1通500円で売れるのだから、利益率はかなり高い。


では、有料メルマガの読者数を2,000名集めようと思ったら、
どの程度の労力が必要になるのだろうか?

某有料メルマガの発行者に聞いたところ、次のような回答を頂いた。


「無料メルマガ読者の1割は、有料メルマガに流れる」


つまり、読者数20,000人の無料メルマガで、有料メルマガを宣伝すると、
1割の2,000人が、購読してくれるということになる。

逆に言えば、有料メルマガで獲得したい読者数の10倍を、
まずは無料メルマガで獲得しなければならないのだ。

しかも、かなり熱心に、無料メルマガを熟読している読者でなければ、
お金を払ってまで、有料メルマガを購読しようとは思わないだろう。

ということは、無料メルマガで、ただ単に力任せで
読者数を増やすだけではダメだ。広告掲載を減らし、
内容が濃い文章にして、精読率を高めなければならない。

実は、この調整が、最も難しいところなのだ。


一般的に、メルマガ広告を掲載し過ぎると、精読率が下がる傾向がある。
CMばかり入るテレビ番組には腹が立つ。それと同じだ。

つまり、有料広告で稼ぎたければ、精読率および読者の信頼度が
ある程度下がってしまうこと
は、覚悟しなければならない。
解除する人も増えるだろう。

だから、メルマガで稼ぐ戦略としては、


1.精読率の低下や、多少の解除は覚悟の上で、
有料広告を積極的に掲載して稼ぐ



2.広告は極力載せないで、まずはメルマガの精読率と
信頼度を高めて、
有料メルマガに誘導する



の、どちらの戦略にするのか? を、
事前に決めておかなければならない。

これは、どちらが儲かるか? という類のものではなく、
あなたがこれから、どのような方針でメルマガを運営していくのか?
その方向性に応じて、最適な方法を決めなければならない。


1.の場合、定期的にクライアント(広告主)を確保
しなければ収益は出ない。


2.の場合、無料と有料、両方とも発行するとなれば、
執筆に必要な労力は2倍になる。



なお、有料メルマガが起動に乗って儲かり始めても、
無料メルマガをやめてはいけない。なぜなら、有料メルマガの読者は、
すべて無料メルマガから移行しているからだ。

もし、無料メルマガの発行をやめてしまったら、
有料メルマガへの、新規読者獲得のルートを失ってしまう。

さらに、有料メルマガ読者の忠誠心も下げてしまうことになる。
なぜなら、有料メルマガの読者は、無料メルマガも読んでいるからだ。


そして、たとえ配信を続けていても、、無料メルマガのクオリティを
下げてしまったら、有料メルマガへの信頼性も薄れ、
読者離れをさらに加速させてしまう。

今までのクオリティを維持した無料メルマガを発行しながら、
かつ、さらにクオリティの高い有料メルマガを発行しなければならない。
これには、かなりの労力が必要とされることは間違い無い。


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●どこまでが無料で、どこからが有料なのか?
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さて、もしあなたが、有料メルマガを発行したいならば、
まずは無料メルマガを発行することになるのだが、

「どこから有料にするのか?」

という、その境界線の設定が、極めて難しい。


無料版で、情報を出し惜しみすると、

「無料がこの程度の内容では、きっと有料版も
大したこと無いだろう」


と思われてしまうので、
お金を払ってくれる読者を獲得することは難しい。


かと言って、無料版ですべての情報を出し切ってしまうと、
有料版では書くことが無くなってしまうので、内容が薄っぺらくなり、
せっかく有料登録してくれた読者の期待を裏切ることになってしまう。

なので、有料と無料の境界線は、慎重に決めなければならないのだが、
次のような視点で考えてみると、そのコツが掴みやすくなる。


■無料版と有料版の境界を決めるコツ(その1).
→まず有料版を書き、その一部を無料版で紹介する

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最初に、一切出し惜しみせず、自分が出せるだけの情報を、
100%の力で出し切り、その全てを文章化してみる。
そうすると、かなりの文章量になるはずだ。

そして、その文章をベースに、無駄な表現を削って編集すれば、
それがそのまま、内容の濃い有料版のコンテンツになる。

その後、そのコンテンツのうち、
一部の情報を無料版で公開していくのだ。

公開する割合としては、有料版全体の1割〜2割程度で十分だ。
その情報に興味を示した読者だけが、有料版へ移行する可能性がある。


この方法のメリットは、無料版の執筆が楽だと言う点である。

既に完成している有料版をベースに、
一部を抜き出して無料版を作成すればよいからだ。

もし無料版のボリュームが不足気味なら、
「編集後記」などを付けて、本題とは関係無い雑談などを
書くことで、文章量の少なさはカバーできるし、意外と、
雑談の内容が本題よりウケたりすることもある。


最初に有料版を作成した時点で、
どの程度のボリュームが完成しているか?
によって、そのストックがどれぐらい持つか?
を算出すれば、最適な発行頻度を割り出すことができる。

例えば、完成した有料版の原稿が、100ページだったとすれば、
メルマガ1回発行につき、2ページ分の情報を載せるなど、
小出しにすることで、長期間の発行でも、一定のクオリティーを
保つことができるので、安定した読者数を確保できるだろう。




■無料版と有料版の境界を決めるコツ(その2.)
→無料版で反応が良かったテーマについて、詳細情報を
さらに深く追求し、その結果を有料版として配信する
(ニッチ化、専門化、具体的なデータを付与)

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実は、1人の人間が語ることができるテーマは、かなり幅が広い。

なので、どんなテーマで語るか? については、
まず自分自身のスキルの棚卸しをしなければならないのだが、

それでも、
「本当にお金を取れるだけの情報なのだろうか?」
という疑問が沸いてくる。

そこで、まずは無料メルマガで、
書きたいことを、どんどん書いていくのだ。

どんなテーマの、どんな情報がウケるか?
なんて、どうせ予測不可能なのだから、とりあえず書いて、
発信してみる。そして、読者の反応を見る。


感想メールが数多く届いたり、読者数が増えたりした場合は、
そのテーマは面白かった(ウケが良かった)と判断できるので、
有料化しても、十分な収益が見込める可能性がある。

もし、目立った反応が得られない場合は、
自分から質問してみるという方法もある。

よく、雑誌などで「面白かった記事を3つ挙げてください」
などのアンケートがあるが、それと同じように、読者に対して、
メルマガ上で、直接問い掛けてみるのだ。

そして、ウケが良い(反応率)が高いテーマが見つかったら、
そのテーマについて、

(1) ボリュームを増やす
(2) 専門化(ニッチ化)する
(3) 具体的事例やデータを掲載する


という観点で、さらに磨きをかけていくとよい。

具体的に考えてみよう。

例えば、あなたが「ホームページのアクセスアップ」に関する
無料メルマガを発行しているとする。その中で、

・Webデザイン
・アクセシビリティの向上
・SEO(検索エンジン対策)


など、複数のテーマを扱っていたとして、その中で、
SEOに対する読者の関心が最も高いことに気づいたならば、
SEOをテーマに絞ったメルマガを有料で発行するのだ。

▼(1)の観点(ボリュームを増やす)で考えると・・・
──────────────────────────
SEOについて、もっと多くの情報を掲載し、ボリュームを増やす。
SEOとは何か? 具体的には、どのような手法があるのか?
初心者にも分かりやすく、基礎的な情報も取り入れてみる。


▼(2)の観点(専門化する)で考えると・・・
──────────────────────────
SEOというテーマの中から、さらに細かくジャンルを絞って、
より専門的な内容にする。一言にSEOと言っても、その範囲は広く、

・ ページランクを上昇させるテクニック
・ タイトル名のつけ方
・ メタタグの有効活用
・ リンクファームと検索エンジンスパムについて

など、いろいろある。
この中で、自分が最も得意とするジャンルに絞り込んで、
徹底的に調査することで、他のSEO業者との差別化にもなるし、
専門性が高い情報になるので、有料で販売できるだけの
クオリティの高いメルマガに仕上げられる可能性が高い。


▼(3)の観点(具体的事例とデータを掲載する)で考えると
──────────────────────────
SEOを語る場合、「SEOとはなんぞや?」のような、
概念的な話しから始まり、具体的な手法を少しずつ説明して
いくのが王道だが、その過程で必ず必要になってくるのが
「具体的事例とデータ」である。

これは、実験に基づいて収集したデータのほうが、
資産価値は高い。例えば、

・ 検索結果で反応率(クリック率)の高いキーワード、ベスト10
・ SEO対策実施前と実施後で、どのくらいアクセス数が変化したか?
  その実績数値
・ SEO対策を施してから、実際に上位に表示されるまでの平均時間(期間)

など、実際にやらなければ手に入らないような貴重なデータを
公開すれば、有料でも購読する価値は十分にあると判断されるので、
売れる可能性は高くなるだろう。




■無料版と有料版の境界を決めるコツ(その3.)
→まず無料版を書き溜めて、そのエッセンスを纏めて有料化する
(美味しいところ取り、エッセンス)、音楽CDで言えばベスト版

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「どこから有料にするのか?」
「有料版はどんな内容にすればいいのか?」


を決めかねている人は、
まず無料版を配信してみることから始めよう。

ある程度のバックナンバーが溜まるまでは、
とりあえず思いつくまま書き続ける。

多少、クオリティが落ちても気にせず、どんどん書いて、
ストックを増やすことに集中する。発行頻度は出来るだけ
多い方が良い。日刊が理想的だ。

その後、ある一定量のバックナンバーが溜まったら、
その中から「美味しいところ取り」をして、エッセンスを
凝縮した内容を、有料メルマガに纏める
のである。

無駄な表現や、過剰な付け足し文句を、一切排除して、
質の高い文章に仕上げていく。

例えば、音楽CDで「ベスト盤」というのがあるが、
それと同じ考え方である。

原則として、ベスト盤には、新曲は入っていないし、
今まで聴いたことがある曲しか収録されていない。
それでもつい買ってしまうし、オリジナルアルバムより
たくさん売れるケースも多い。

それはつまり「編集する手間」に対して、お金を払っているとも言える。
音楽CDの場合、自分でMDやCDRに編集すれば、ベスト盤なんていつでも
作れるのに、それでも買うのは、その手間が面倒だからだ。

これと同じことを、メルマガでもやればよいのだが、
一つ注意すべき点としては、バックナンバーを非公開にして
おくこと
をお奨めする。

まぐまぐで発行する場合、バックナンバーの公開/非公開は、
自由に設定可能だ。バックナンバーを非公開にしておけば、
読者の「あの記事を、もう一度読みたい」という欲求に対して、
「有料エッセンス版」という商品が、提供しやすくなる。




以上、有料メルマガ発行の手法についてお伝えしたが、
有料メルマガで稼ぐということは、つまり「ライター業」
であるということを、忘れてはならない。

媒体が、紙の雑誌か? 書籍か? 電子データ(メルマガ)か?
の違いだけで、「文章で稼ぐ」という原則は変らない。

だから「有料メルマガは儲かりそうだから」という理由だけで
手を出すのは危険と言えるだろう。

・ どうしても書きたいことがある
・ もともと文章を書くのは得意だ
・ 作家になりたかった


というような、熱い気持ちが無ければ、
書きつづけることは難しい。


ただ単に、インターネットで儲けたいだけなら、
ネットショップで商品を販売するなど、他に方法はいくらでもある

自分で文章を書くことが嫌いならば、プロのライターを雇って
メルマガを書かせるという方法もあるし、結果として、
利益が出るのであれば、どんな手法を使っても構わない。

有料メルマガは、当たれば儲けは大きいが、それは
「インターネットで稼ぐための、たくさんある手段のうちの1つ」
に過ぎないということを、忘れてはならない。

それでも「書きたい」という、高いモチベーションが
あなたにあるのならば、ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか?


成功のポイント : プロのライターになりたければ、有料メルマガは最適


さて、

「自分は文章を書くのが苦手なので、
有料メルマガは無理かも・・・。」


という人は、どうやってメルマガで稼げばよいのか?
そういう人には、

・広告収入
・有料メルマガ


以外で、収益を上げる方法がある。それは、

「自分のサイトに誘導する」

という方法である。

つまり、あなたのサイトへのアクセスアップのために、
無料メルマガを利用する
という考え方である。

この手法のメリットは、
「メルマガの内容(文章の良し悪し)は、あまり関係が無い」
という点だ。

つまり、文章がヘタな人でも、とりあえず書いて発行すれば、
アクセスアップを実現させることは可能なのだ。

なぜなら、文章の内容に関わらず、
メルマガを発行し続ける行為自体が
「発行者への信頼感、親近感を育てる」
という効果をもっているからだ。

同じ相手から、定期的にメールを受け取っていると、
そのメールの送信者に対して、だんだんと愛着が沸いてくる

そして、その愛着はやがて

「このメルマガの発行者は、
どんなサイトを運営しているのだろうか?」


という興味へと変化し、あなたのサイトへの
アクセスアップにつながるのである。


つまり、自サイトへのアクセスアップを目的とした無料メルマガの
場合、「出しつづけることに意義がある」のであって、
文章の完成度は、それほど重要ではない。

プロ級の文章で仕上げたメルマガを1回発行するより、
ヘタでも愛情のこもったメルマガを10回発行するほうが、
より多くの読者の心を掴むことが出来るのである。

もちろん、文章が上手で、内容が濃いメルマガが書ければ
それに越したことは無い。しかし、ネットショップのオーナーみんなが、
上手な文章を書けるわけではない。

だからと言って「自分は文章が下手だから」という理由で、
メルマガの発行を躊躇することは、実に勿体無いことなのである。


メールは誰でも書ける。ネットショップのオーナーが、
取り扱う商品に対する思い入れ、情熱などを、
メールで発信するだけでいい。とても簡単なことだ。

では、「自サイトへの誘導」を目的とした無料メルマガを
発行する場合、具体的には、どのような内容にすればいいのか?
そして、どうやって読者を集めればよいのか?


続き → 04. ホームページへの誘導メルマガを発行するときの注意

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