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ホーム メルマガ発行の極意

 08.  メルマガを書くことによって得られる、最大の恩恵とは?


書くことによる自己説得、勉強、締切効果の驚異的な威力


インターネットで情報を発信する手段と言えば、
ホームページ、メルマガ、ブログ、メーリングリストなど、
いろいろある。

しかし、ホームページにも、ブログにも、メーリングリストにも無く、
ただ、メルマガにだけ存在する特徴がある。

この特徴を上手く利用すれば、あなた自身の文章力、
考察力などのスキルを、驚異的に高めることが可能なのだ。
つまり、自己啓発の道具として、メルマガを利用できるのである。

その特徴とは

締切効果

である。


例えば、ホームページの場合、いつ更新しようが、
永久に放っておこうが、とくに問題は無い。
誰が決めるわけでもなく、更新頻度は自分で決めることができる。

そして、ブログの場合も、
毎日投稿しなければならないという決まりは無い。

楽天日記の場合、過去の日付までさかのぼって更新できるから、
例えば、過去一週間分の日記を纏めて書く、なんてこともできる。

このように

・ 後でまとめて書ける
・ 後で、いつでも更新できる


というのが、ホームページやブログの特徴なのだが、
メルマガだけは違う。

メルマガの場合、一週間分をまとめて配信することなんて出来ない。
一日に7通ものメールが届いたら、間違いなく、アドレスを解除するだろう。

そして、一度配信したメルマガは、後で修正することはできない。
つまり、送信ボタンを押したら最後、もし後で間違いに気づいたとしても、
絶対に訂正できないのである。

稀に、訂正メール(お詫びメール)を再送するケースがあるが、
たとえそれを送信したとしても、「最初に間違いメールを送信してしまった」
という事実を消すことはできない。

このような特徴を踏まえて、メール送信ボタンを

核のボタン

と比喩している書籍もあったぐらいだ。



つまり、メルマガには

・ 絶対に間違えてはいけない(誤記、嘘があってはならない)
・ 必ず期限までに、配信しなければならない


という、大きなプレッシャーが付きまとうのだ。
すると、どうなるか?

ホームページやブログのように、
「今日は眠いから、明日書こう」というような
甘えによる先送りが、絶対に許されなくなる

日刊、週刊など、自分で決めたルールにしたがって、
必ず、その日のうちに、あるいは、決まった時刻までに
原稿を仕上げなければならないのだ。

もちろん、記事の内容に手を抜くことは、
今までせっかく集めた読者を解除させる危険があるため、自殺行為だ。
だから、自分で書いた記事を、何度も、何度も、読み返すことになる。

・ 誤字脱字は無いか?
・ 間違った内容や、嘘の内容はないか?
・ 不適切な表現や、読者を不快にするような内容は無いか?


このように、神経をすり減らしながら、時間と格闘する。

メルマガ発行者なら分かると思うが、
締切ギリギリになって、原稿を焦って書いている時の
集中力は、驚異的
である。


多くの人が、人生における「やりたいこと」や
「やるべきこと」を、たくさん、先送りにしてきたはずだ。
そして「明日からやればいい」と、自分に言い聞かせてきた。

でも、その明日は永遠に来ない。だから、今、始めなければならない。
でも、それが出来ないのが人間。8月30日にならないと、
夏休みの宿題をやらない小学生と同じだ。


そのような、先送りの人生から抜け出すためにも、
メルマガの発行は、良い習慣作りの、1つの手段になる。

私自身も、前日に書いておくべきメルマガの原稿を
書かないまま、眠ってしまうことが良くある。
そんなときは、翌朝4時に起きて、シャワーを浴び、
出社前までの約3時間で、メルマガ執筆に没頭するのだ。

「早くしないとヤバイ。会社に遅れる」という恐怖心
時間に追われながら、必死になって集中し、アイデアをひねり出し、
自分の書いた原稿を、何度も読み直す。


もちろん、辛ければ、書くのを止めてしまってもいい。
メルマガ発行は、誰からも強制されるものではないし、
やりたくなければ、やらなければいいだけ。

だが、たとえ一人でも、自分のメルマガを楽しみに
待ってくれている人がいる
と思うと、とてもそんなことはできない。

実際に、セミナーや勉強会で、名刺交換した相手から
「メルマガ、楽しみに読んでます」なんて言われると、
ますます「頑張って書き続けるしかない!」と思うのである。


そして、書き続けることで、
書いた記事に対する理解力が格段に高まるという、
副次的効果も得られる。

人間の記憶力なんて、曖昧で、いい加減なものだ。

・ 自分で言ったことすら、忘れる。
・ 自分で書いたことすら、忘れる。


私自身も、数ヶ月前に書いたメルマガの原稿なんて、
いちいち覚えていられない。タイトルと本文を見て、

「あぁ、そういえば、こんな記事も書いたっけなぁ〜」

みたいな程度の記憶しかない。

所詮、記憶なんて、その程度なのだ。
自分で書いて、配信前に、何度も、何度も読み返しているにも
かかわらず
、それでも、覚えていない。

ただし、潜在意識的には、脳の中に、深く刻まれているはず。
自分で書いたノートを、繰り返し読んでいるのだから、
学習効果は、かなり高いはずだ。

これを、何年も続けていれば、その記事に書いている分野に
ついては、かなり詳しくなっているに違いない。
つまり、プロフェッショナルになれるということ。

もちろん、文章力も鍛えられる。

文章を書くというスキルは、インターネットビジネスに限らず、
会社員だろうが、起業家だろうが、自営業だろうが、
職種を問わず、幅広く必要とされるスキルである。

・ いかにして、読みやすい文章を書くか?
・ 分かりやすい文章を書くか?
・ 魅力的で、面白い文章を書くか?


メルマガで取り扱うジャンルに関係なく、書き続けることで、
あなたの文章力は、確実に向上するのである。


このように、メルマガの執筆は、
ホームページの記事作成や、ブログの投稿と比較すると、
そのプレッシャーは大きい。

しかも、そのプレッシャーは、
読者数が増えるのに比例し、どんどん大きくなる。

しかし、そのプレッシャーが、自分自身を成長させるためには
必要なものであるということ
も、理解しなければならない。


人間は誰でも、弱い存在である。
自分ひとりの意志だけで、何かを続けていくのは難しい。

だったら、あえて日刊メルマガにチャレンジしてみるとか、
毎日必ず、定刻に配信するとか、自分をわざと厳しい環境に
追い込んでみるのも、1つの方法
ではないだろうか?

それが、いつまで続くかは、本人の意思と熱意次第だが、
少なくとも、自分で決めたことが続けられないようでは、
起業しても失敗するだろうし、インターネットビジネスで
儲けようとしても、長続きしないという警告なのかもしれない。


メルマガの執筆は大変である。
でも、その大変さを楽しむぐらいの気持ちが無ければ、
成功は難しい。


成功のポイント : 内容を問わず、書き続けること自体が、最大のメリットである。


続き → 09. まぐまぐスタートダッシュで、お金を使うべきか?

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