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06. 階層型は「パンくずリスト」を使え! |
階層型 = 「フォルダ」と同じ考え方である。 サイト内の移動と、各ページの位置関係を分かりやすくするためには、 前述のGナビのほかにも、「パンくずリスト」という方法がある。 具体的には、 ホーム > 店舗紹介 > 取り扱い商品一覧 > カー用品 > タイヤ のように、左から右に向かって、 階層的に深くなっているページの位置関係 を並べたものである。 この「パンくずリスト」の利点は、 ・ 自分が今、「どの深さまで潜っているのか?」が一目瞭然である。 ・ いつでも上位の階層に戻ることができる。 である。 各項目がリンクになっているので、例えば「タイヤ」を見ている途中で、 「他の商品はどんなのがあるかな?」と思ったら、「取り扱い商品一覧」を クリックすればいいし、いつでも「ホーム」に戻ることもできる。 「パンくずリスト」という名前の由来は、 童話『ヘンゼルとグレーテル』から来ている。 森の中で迷っても帰り道が分かるように、パンを少しずつちぎって 道に撒いておく(帰る時のための道しるべを残す)という話しだ。 自分がどのリンクを辿ってきたのか? という階層と現在位置を明確にすると同時に、 いつでも戻れる(帰れる)という安心感を与えるので、 ユーザビリティの面からも優れている手法だ。 この考え方は、ディレクトリ(フォルダ)の考え方に そのままあてはまるので、ファイルの管理もしやすい。 階層を明確に分離できるからだ。 しかし、パンくずリストにも欠点はある。 まず、階層が深くなると、最終目的ページまで 辿るのにクリック数が多くなってしまうという点だ。 冒頭の例では、「タイヤ」のページに辿り着くまでは、 トップページ(ホーム)から数えて、4回クリックしなければならない。 特に、はじめての訪問者の場合、 目的のページが、どの階層下に属しているのか?が 分かりにくいケースが多い。 ページの規模が大規模で情報量が多く、 各階層のデータが今後増える可能性が高い場合は、 あらかじめ階層をしっかり設計しておけば、 後々のメンテナンス(ページ追加)は簡単になる。 Windowsのファイル整理でも同じことだ。 最初にフォルダできちんと分けておけば、 あとでファイル数が増えても、管理は楽になる。 まさか、すべてのファイルを「マイ ドキュメント」直下に ほうりこんでいる人はいないだろう。 ホームページを階層化して管理することは、 観る側にも管理する側にもメリットが大きい。 しかし、規模が巨大化すれば、 ・ 検索機能 ・ サイトマップ などの補助機能も必要になってくる。 検索機能を提供するためには、 そのサイト内のみを対象とした検索エンジン機能 (サイト内検索)を提供しなければならないが、 わざわざcgiをゼロから作る必要は無い。 Googleをサイト内検索として使う方法も公開されているし、 サイト内検索のサービスを専門に扱っている業者もある。 cgiをゼロから開発するよりはコスト的に有利だろう。 ↓Googleサイト内検索タグを自動生成するツール(新しいウインドウが開きます) http://www.hicat.ne.jp/home/tomcre/search/zatu/g_siteat.html サイトマップは、 「サイト全体の構成が一目で分かる地図(全体図・構成図)」 である。 階層型サイトのサイトマップは、 ホームから辿って、どんどんリンク先が増えていくので、 樹形図とか家計図といったイメージだ。 Windowsで言えば、エクスプローラーに表示されるような、 「フォルダ一覧」や「ファイル一覧」のようなものである。 ただし、サイトマップには、 ただ単にファイル名のみを羅列してもダメだ。 それをクリックすると、どんなページが表示されるのか? が推測できなければ意味がない。 Gナビとパンくずリスト、どちらがいいのか? については、そのサイトの規模と構造によって異なるので、 それぞれのサイトに適した方法を選んでもらいたい。 成功のポイント : パンくずリストは階層型のデファクトスタンダードである。 続き → 07. すべての「工事中」を排除せよ! |
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